毎年春が来るたびに、花粉症で熱っぽいと感じることはありませんか。 花粉症の3大症状は鼻水、鼻詰まり、くしゃみの3つですので、熱っぽさに関してはあまり聞かないかも知れません。 しかし、花粉症になると、熱っぽいと感じる人も多いのです。 では、なぜ花粉症で熱っぽくなるのでしょうか。 体が花粉をウイルスだと思い込んでいる! 花粉症で熱っぽいと感じるのには、体の保護機能が関係していると考えられます。 例えば、風邪やインフルエンザなどのウイルスが体内に侵入すると、体がウイルスを体外に排出しようとして体温が上がります。 ここで、「花粉はウイルスのような有害なものではないのに、保護機能が働くの?」と疑問を感じる人も多いでしょう。 確かに、花粉は有害ではないのですが、体が勝手にウイルスだと思い込んで、体の保護機能が働いてしまっていると考えられます。 花粉症なのに寒気を感じることも! 春になって気候は温かいはずなのに、花粉症で寒気を感じる人もいるようです。 寒気も熱っぽいのと同じように、花粉をウイルスだと思い込んで働く体の保護機能が関係しています。 体温が上がって不調を知らせようと、脳が危険信号を発した結果として寒気が起こるのです。 寒気を感じれば、私たちも体調管理のために体を休めたり、無理を避けたりなど、何らかの対策をしようとするでしょう。 花粉症であれば、1週間以上症状が続く! 花粉症でも熱っぽいと感じて、風邪と同じような症状が起これば、花粉症と風邪の区別がしにくいでしょう。 風邪だと思い込んで風邪薬を飲んだものの、効果が無く花粉症だと気づくケースも多いものです。 まず、花粉症と風邪の大きな違いとしては、症状の継続する期間が挙げられます。 風邪は1週間ほどで症状が治まり、1週間よりも長い期間症状が継続することは少ないです。 一方、花粉症は1週間以内で症状が治まることは少なく、花粉症の時期はずっと症状に悩まされることがほとんどです。 熱以外に鼻水で花粉症だと判断できることも! 熱っぽいと言うだけで、花粉症か風邪かを区別することは難しいでしょう。 とは言っても、さすがに症状が1週間続くかどうかで判断するのも、適切な対策を始めるのに期間がかかってしまいます。 もっとも早い判断方法としては、鼻水をチェックすることです。 一般的に、風邪の場合の鼻水は、粘り気があって透明感が少ないと言われています。 そして、花粉症の場合の鼻水は、透明感があってサラサラしていると言われています。 まとめ 花粉症で熱っぽいと感じるのは、体が花粉を風邪のウイルスだと勘違いして、保護機能を働かせてしまうためだと考えられます。 症状の酷い人だと寒気を感じることもあり、このような場合には無理はせず、しっかりと体を休めることが大切です。 このように花粉症にも、熱っぽさや寒気などの風邪のような症状が現れることもあります。 ですので、熱っぽいだけでは花粉症か風邪かの判断が難しいですが、鼻水の状態や症状の継続期間から簡単に判断することが可能です。
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