自律神経失調症になると、何となく活動的になれないかも知れませんが、ウォーキングは副交感神経を高めることができる運動とされ、結果、自律神経失調症の改善に良いようです。 ただ、ウォーキングもやみくもに頑張れば良い訳ではなく、時間帯を選んで賢く実践するのが効果的です。 では、自律神経失調症を改善するためには、一体どのようにウォーキングを実践したら良いのでしょうか。 ウォーキングは全身の筋肉の緊張を和らげてくれる 自律神経失調症になると、交感神経が常に優位に働くことで、心も体も緊張状態になります。 さらに、全身が緊張して硬くなれば、心身の不調も回復しにくくなります。 こんな時、引きこもりたい気持ちを抑えてウォーキングをすると、全身の血行を改善して筋肉の緊張を和らげることができます。 ウォーキングは足の筋肉を中心とした運動ですが、下半身には全身の筋肉の7割が存在していると言われています。 下半身を動かす方が、意識的に動かしやすい上半身よりも効率的な運動になります。 幸せを感じるセロトニンは、ウォーキングで増やすことができる 幸せホルモンとして知られるセロトニンには、心のバランスを保ったり、適度に筋肉を刺激して姿勢を保ったりする効果があります。 ただ、セロトニンの分泌量は季節によって異なり、日照時間の短い冬は夏よりもセロトニンの分泌量が減少しやすくなります。 冬でも十分なセロトニンを維持するためには、ウォーキングのような適度な運動を行うことが大切です。 ウォーキングを太陽の下で行うと、日照時間が短くて減ったセロトニンの量をカバーすることができるといわれています。 もっともお勧めのタイミングは朝! 自律神経失調症を改善するためのウォーキングは、朝活として行うのがいいでしょう。 夕方に明るい光を浴びても、体内時計を整えるためのタンパク質の働きは抑制されて、翌日の生活リズムが崩れやすくなります。 しかし、朝に太陽の光を浴びると、体内時計を調整しやすくなり、寝つきも目覚めも良くなります。 ですので、時間帯を選ぶことができるのなら、朝、遅くなっても昼間に、少なくとも5分以上ウォーキングを行いましょう。 肩を脱力状態にして歩くのがポイント! ウォーキングで自律神経失調症を改善するなら、できるだけ良い姿勢を維持しながら歩きましょう。 まずは、顎は若干引き気味にして視線は遠くにやり、背筋はしっかり伸ばします。 そして、肩の力を抜いて歩くと、筋肉の緊張も心の緊張も解しやすくなります。 また、なかなか肩の力が抜けない場合には、一旦肩を限界まで上げて一気に力を抜いて下に下ろすと良いでしょう。 まとめ ウォーキングには全身の筋肉の緊張を和らげたり、セロトニンの分泌を増やすことで、自律神経失調症への効果が期待できます。 ウォーキングを行うにもタイミングややり方が大切で、タイミングは朝や昼間の太陽の光が出ている時に5分以上行うのがベストです。 やり方としては姿勢を正して肩の力を抜くと、全身の筋肉の緊張を解しやすくなります。 とにかくリラックスした状態で行うことが一番大切です。
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