冷え性の症状が出ているにもかかわらず、自分が冷え性であることに気付いていないことは多いものです。 しかし、冷え性であるかどうかは、女性にとって妊娠に関わるとても大切なことです。 この機会に、自分が冷え性かどうかをチェックしてみましょう。 冷え性の全身症状をチェック! 自分が冷え性であるかどうかがもっとも分かりやすい症状と言えば、全身症状です。 「トイレが近く、夜中もトイレに行きたくなる。」 「眠りが浅くて寝起きが悪く、疲れやストレスを感じやすい。」 「暑がりか寒がりで、極端に汗かきだったり汗をかかなさすぎたりする。」 「風邪などの病気をしやすく、食欲があまりない。」 「動悸や息切れ、めまい、のぼせなどの症状がある。」 これらの項目のうち、当てはまる症状が多いほど深刻な冷え性です。 上半身に出やすい症状をチェック! 冷え性になると、上半身に出やすい症状として次のようなものが挙げられます。 「目の下のクマ、目の疲れ、顔色が悪いのが気になる。」 「鼻周辺や耳、あるいは顔全体が赤かったり、唇が紫色になったり、歯茎の色が沈着したりする。」 「指先や首回り、背中などが冷たく感じる。首から上や手などに火照りを感じることがある。」 「頭痛や耳鳴り、肩こりなどの症状がある。」 下半身に出やすい症状をチェック! 冷え性になると、下半身に出やすい症状として次のようなものが挙げられます。 「足やお腹が冷えやすく、足に静脈瘤やむくみなどがある。」 「下痢や便秘を繰り返しやすく、お腹が張りやすい。」 「生理痛が酷かったり、生理不順がある。」 「ウエスト周辺の皮膚の色にムラがあったり、おへそ周辺の黒ずみが気になる。」 「腰痛が起こりやすい。」 上半身と下半身で温度差を感じることも! 下半身は冷え性ならではの症状が多いのに、上半身は火照りや汗かきなどの冷え性とは真逆に感じるような症状が出ることがあります。 実は、空気だけではなく私たちの体内でも、冷たい気は下に、温かい気は上に行きやすく、上下で温度差が起こりやすいのです。 ただ、この状態は冷え性だからこその症状で、決して正常な症状ではありません。 このまま放置しておくと血液やリンパの流れが停滞して、全身に酸素や栄養が供給しにくくなる上に、体内に老廃物も溜まりやすくなります。 不妊や生理の不調、この他の体の不調の原因にもなりますので、注意が必要です。 まとめ 冷え性の症状はただ体が冷えるだけと思いがちですが、全身にわたって様々な症状が現れます。 頭痛やめまい、コリ、便秘、下痢などのよくありがちな不調もあれば、上半身で火照りを感じることもあります。 上半身と下半身の温度差は、全身の血行やリンパの流れが悪くなり、体内に老廃物が蓄積しやすくなります。 これ以上冷え性が悪化して、体のトラブルに繋がらないよう、早めに対策を考えましょう。
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