お天気が悪くなると体調を崩しやすい? 「低気圧が通過する時には喘息が悪化する」「頭が痛くなってきたから、そろそろ雨が降るかも…」 このように天気によって体調が変わるため、天気の変化に敏感になっている人はいませんか? 体調が天気によって変化するなんて想像つかないな・・・という人もいるかもしれませんが、今回は、お天気と頭痛の関係性についてお話ししたいと思います。 約9割の人がお天気の影響を受けている?? まぶしさや物音、臭いなどの刺激でズキンズキンと痛みが増す片頭痛。片頭痛の原因はまだはっきりと解明されていません。しかし、片頭痛持ちの人の30%以上は、悪天候になると頻繁に頭痛を感じるようになるといいます。時々痛むという人を含めると、実に90%以上の人がお天気の影響を受けています。(出典:体調管理は天気予報で!! 著:村山貢司 東京堂出版) 片頭痛の引き金となる要因を調べた結果では、ストレスが最も多く33%。次いで、まぶしさ29%、食事を抜いた28%、睡眠リズムの乱れ26%、臭い26%。そして、天候の変化が24%となっています。お天気の変化を頭痛と結びつけて考えていない人も多いでしょうから、実際の数値はもう少し伸びるかもしれません。約4人に1人はお天気の変化が片頭痛の引き金になっているわけです。 お天気が悪くなると片頭痛が起こるのはなぜ? 片頭痛が起こる理由はまだはっきりと解明されていませんが、頭蓋骨内の血管が広がって炎症が生じるためと考えられています。悪天候になると気圧が急に下がり、脳の血管をおさえていた圧力が低下するため、血管が広がりやすくなります。脳の血管が広がることで、周囲の神経を刺激して片頭痛を誘発するのではないかと考えられています。また、気圧が下がることで自律神経のバランスが乱れ体調の悪化を招くとも考えられています。 片頭痛を起こす要因は実際には複雑に絡みあっているとされています。その要因の1つにお天気の変化もあります。お天気はどうにもできませんが、お天気が崩れてきそうな時には食事をきちんととるとか、早寝早起きを心がけるというような対策は立てられますね。 片頭痛を引き起こす要因を1つでも減らせば、頭痛を起こすリスク自体は下げることができます。 まとめ 雨の日に頭痛がするというのは迷信ではありません。片頭痛持ちの人の90%以上はお天気が悪くなると何らかの影響を受けています。 お天気など自分ではどうすることもできないことに痛みを左右されるのは辛いですよね。 もし長い間頭痛に悩んでいる方は、頭痛専門医に相談したり、整体やカイロプラクティックなどで身体全身の歪みを治すというのもひとつの手です。頭痛から解放された生活に一歩近づくことができるかもしれません。
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