ストレートネックで命を落とすことはほとんど無いですので、悪化させても問題ないと考えてしまいがちです。 しかし、ストレートネックの悪化は、他の不調の原因となることがあることは忘れてはいけません。 ストレートネックが不快な症状であることには変わりありません。 では、なぜストレートネックから他の不調を発症することがあるのでしょうか。 ストレートネックによる首の負担が、頚椎椎間板ヘルニアの原因に! ストレートネックは名前にもあるように、首が真っ直ぐになってしまう症状です。 具体的には、首の骨が真っ直ぐに前に向かって伸びて、首の骨に歪みが起こります。 首は常に頭を支えている場所ですので、頭の重みが大きく首にのしかかって、首により大きな負担がかかりやすくなります。 ストレートネックが悪化すると、頚椎椎間板ヘルニアになることがあります。 頚椎椎間板ヘルニアになると、生活に支障が出るほどの症状が起こることも! 最近では、ストレートネックを悪化させた結果、頚椎椎間板ヘルニアを発症してしまう人が増加しているようです。 頚椎椎間板ヘルニアになると、首の神経が圧迫されることで様々な症状が起こります。 もっとも多くの人が経験する症状には、手足の痺れや脱力感があります。 頚椎椎間板ヘルニアの症状が悪化すると、寒気や低体温、排尿障害、排便障害などの症状が起こることがあります。 頚椎椎間板ヘルニアには生活に支障が出るほどの酷い症状が現れることもありますので、ストレートネックの段階で早めに治しましょう。 ストレートネックの悪化で、コリや頭痛になることも ストレートネックを発症すること自体、正常な状態の数倍もの負担が首にかかります。 すると、首の周りの筋肉が過度な緊張を起こして硬くなり、血行が悪くなることで体調を崩すこともあります。 頚椎椎間板ヘルニアとまで行かなくても、肩や首が凝ったり、頭痛が起こったりすることがあります。 さらに、ストレートネックが悪化すると、自律神経のバランスが崩れて不眠や疲労などの症状が起こることもあります。 ストレートネックによる自律神経の不調は「首こり病」! ストレートネックの悪化で自律神経のバランスを崩すことには、「首こり病(頸性神経筋症候群)」と言う病名も付けられています。 首こり病になると、自律神経失調症やストレス症候群、うつ病、パニック症候群などの精神疾患になることがあります。 むちうち症や慢性疲労症候群、頭痛、めまいなどの症状を訴える人もいます。 この他には、40代や50代以降の人だと、更年期障害の症状に悩まされている人も多い傾向があるといいます。 まとめ ストレートネックの悪化で起こる不調には、頚椎椎間板ヘルニアや自律神経失調症、精神疾患、コリ、頭痛など様々な不調があります。 「数年前から不調が気になっていて、一向に改善する感じがしない。」と言う場合には、ストレートネックが関係している不調の可能性が高いです。 首は常に頭の重さを支えている場所で、気付かないうちに大きな負担になりやすいですので、悪化しないうちに改善することをおすすめします。
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