「寝違えた時は、入浴で患部を温めるのが良い。」と思っている人はいませんか。 実は、寝違えの痛みを感じる時に入浴は逆効果で、かえって痛みを悪化させることがあります。 では、寝違えた時には、一体どのような対処をすれば良いのでしょうか。 入浴すると寝違えの炎症が悪化する 寝違えの時に入浴を避けた方が良いのは、寝違えによる痛みが炎症によるものだからです。 患部は熱を持っている状態ですので、温めると熱を与えることになってしまい、ますます炎症は悪化します。 患部に軽く触れてみて熱を持っている場合には、入浴は避けましょう。 入浴以外でも患部を温めたり、マッサージをしたりなどのケアは、炎症を悪化させますので避けましょう。 寝違えた時は患部を冷やすのが適切なケア! 寝違えて痛みがある場合には、入浴などで温めるのではなく、冷やすのが適切なケアです。 患部を冷やすと、炎症を起こした患部の熱を冷ますことが可能です。 患部を冷やす時には、ビニール袋に氷水を入れたアイスパックを利用するのが、簡単で経済的です。 もちろん、市販の冷湿布を使用するのも、貼るだけで手軽に使えて便利です。 ただ、湿布を使用する場合には、粘着でかぶれることがあり、注意が必要です。 入浴は寝違えの予防に効果的! 入浴は寝違えになった時に逆効果でも、寝違えの予防には効果的です。 体が硬い人は、寝ている時の体勢で無理が生じることで、寝違いになりやすいものです。 さらに、気温が低い時には、普段以上に体が硬くなりやすく、余計に寝違いになりやすくなります。 寝違えを予防するためには、寝る前の入浴でしっかりと体を温めて、体に柔軟性を持たせておくと良いでしょう。 寝違えには肝臓の機能低下が関係していることも! 寝違えは筋肉だけの問題だと思いがちですが、実は肝臓の機能低下が関係していることもあるのです。 もちろん、肝臓の機能低下がたまにお酒のお付き合いをする時だけで、一時的なものであれば問題ありません。 しかし、アルコールの過剰摂取が習慣化していて、長期間肝臓の機能低下が続くと、長期間筋肉にも負担がかかります。 寝違えを早く治すためには、アルコールは適度にして、食べ過ぎにも十分に注意すべきです。 まとめ 寝違えになった時に入浴で体を温めると、炎症による痛みが悪化する危険性があります。 ですので、痛みを感じる間は、湯船に浸かる入浴は避けた方が良いです。 ただ、筋肉に柔軟性を持たせて寝違えを予防する目的としては、寝る前に入浴で体を温めておくことは効果的です。 寝違えになった時は、患部を冷やして安静にし、アルコールの摂取や食べ過ぎに注意して肝臓の機能を整えることも大切です。
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