「自分は体温高い方なのに冷え性かも。」と思うことはありませんか。 いや、「体温高い自分が、まさか冷え性になる訳がない。」と思っていても、今手足を触ってみると冷たく感じる人もいるかも知れません。 冷え性は体温低い人ばかりがなるものだと思われがちですが、実は体温高い人でもなることがあるのです。 では、体温高い人が冷え性になる原因、体温高い人の冷え性対策法について見ていきましょう。 筋肉質の人は体温が高め! 私たちの体、大脳の視床下部には、「体温調節中枢」と言う場所があります。 私たちの体温調節は主に体温調節中枢で行われていて、体温調節中枢に関わる部分が冷えると熱を作り出す働きが起こります。 逆に、体温調節中枢に関わる部分が温まると、熱を体外に放つ働きが起こります。 それで、人の体温も冷え性と同じように体質的なもので、生まれ持った体質や生活習慣などが関係しています。 体温高い人には、筋肉質で基礎代謝の高い人が多いです。 体温が高くても、末梢血液循環機能が低下していれば冷え性になる 「体温高いのに冷え性。」と言う人は、末梢血液循環機能が低下している可能性があります。 末梢血液循環機能は、手足などの体の末端で血液が循環する機能のことを言います。 末梢血液循環機能が上手く働かないと、体の末端まで血液が循環しにくく、血液に含まれている栄養や酸素が末端に行き届きにくくなるのです。 筋肉質で体温が高い人だと、末梢血液循環機能が上手く働いているものだと思っている人は多いでしょう。 しかし、実際には基礎代謝と末梢血液循環機能は無関係で、基礎代謝が高くても末梢血液循環機能が低下していれば冷え性になります。 末梢血液循環機能は老化やストレスで衰える 本当であれば冷え性になりにくいはずの体温高い人が冷え性になる原因としては、老化やストレスによる末梢血液循環機能が考えられます。 私たちの体の機能は年齢とともに衰えるのですが、末梢血液循環機能も例外ではありません。 それから、ストレスが溜まりすぎると、自律神経、さらには末梢血液循環機能にも悪影響が及びます。 ショウガや唐辛子には、即効的な温め効果が! 体温高い人が即効的に体を温めるなら、ショウガオールやカプサイシンなどの刺激物を摂取するのがお勧めです。 ショウガオールはショウガに、カプサイシンは唐辛子に含まれています。 ショウガは生のままでも食べられるのですが、加熱するとショウガオールが多くなって冷え性に対する効果が増します。 ただ、生のショウガには強い殺菌効果を発揮するジンゲロールが多く含まれていて、風邪対策になります。 まとめ 基礎代謝が高くて体温高い人でも、末梢血液循環機能が上手く働いていなければ冷え性になることがあります。 末梢血液循環機能が低下する原因としては、年齢による機能の衰え以外にストレスも考えられます。 ストレス対策を行うことも冷え性を改善する対策になりますが、即効的な対策としてはショウガや唐辛子などの刺激物を摂取するのも良いでしょう。
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