通院されているご高齢の方が、よく口にされるお言葉です。 腰や肩が痛くて、病院に通院したらお医者さんから言われたそうです。 「骨には異常ないですよ、痛いのは年のせいですね」 この一言は、ある程度の年齢を重ねている方であってもショックでしょう。 「気持ちは若いけど、身体は正直だから・・・」 「そんなこと言われても・・痛いのは痛いから何とかしたい!」 という思いを胸に秘めたまま、病院を後にする。 若くても腰が痛むことはある しかし、実際には年齢関係なく腰が痛いときには痛みます。 坐骨神経痛という症状も、年だから痛くなるとは限りません。 以前の勤務先の院長も20代でしたが、慢性の神経痛持ちでした。 それは、高校生時代のバスケットボールクラブ活動をしていた時に、腰椎ヘルニアを発症したからです。 若いからこそ、スポーツで腰を悪くして何年も神経痛を持ったままになっているのです。 年を重ねるごとに、骨に限らず筋肉も神経も、疲れがたまってきやすくなります。 同時に感受性も落ちてくるのですが、痛みを感じる感覚が敏感になることがあります。 特に仕事も定年退職で、お付き合いも少なくなり、趣味もなければ残るのは自分の体のことばかりになります。 すると余計に痛みに敏感になり、気温の変化、空模様などに対して過敏反応を起こしやすく、それが逐一自分の体に悪影響を及ぼすように考えやすくなります。 それが、何も外的や原因や骨などに異常がなくとも、痛みが強く思える引き金となります。 その結果病院の診断結果には異常なし、お医者の答えが「年ですからね、仕方ないですね」となってきます。 癒し・リラックスが得られることを こうなったら、救いようがないように思えてしまうのですが、そこで転換のチャンス。 つまりなんら悪いところがないということです。年を重ねることは、悪でも異常でもありません。 体の痛みを感じるところや、気持ちを落ち着かせることに重点を置いたらいいでしょう。 治療というよりは、癒し・リラックスを得られることを最優先にしてはどうでしょうか? 筆者プロフィール 乾俊夫(イヌイトシオ) ほっとひと息整骨院院長 大阪生まれ、20代で「人を癒せる仕事に就こう」と決意しました。それからは、人間性を高めるため農場で畑仕事や、鶏、豚の飼育などやっていました。またデパートで販売員も経験して、接客の基礎も学んできました。気功を中国で習い、整体の技術とミックスして独自の健康観、治療方針を形作ってきました。そして平成26年柔道整復師の国家資格取得、すぐに新規開院の整骨院で院長として勤務。ところが、会社の意向で1年で閉鎖となり、急遽準備を整えて「ほっとひと息整骨院」を開院するに至りました。現在はほっとひと息整骨院で、日々患者さんへ安らぎを提供する日々です。
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筆者プロフィール
乾俊夫(イヌイトシオ)
ほっとひと息整骨院院長
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