先日東京でファションモデルの女性と一緒に「ビューティーウォーキング講座」を開催いたしました。 当日は10代〜60代まで幅広年齢層の方にお集り頂きました。 レッスンの内容は、美しく綺麗に歩くためには姿勢が大切であるという話をしました。 歩行を使って行なう運動です。足だけ気をつけても、腕振りだけ改善しても、全体のシルエットである骨格が歪んでいては、カッコ良く歩く事は出来ないのです。 特に女性はヒールの高い靴や、つま先の狭いシューズを履く事が多いので、重心のバランスをとるのが難しくなります。 若い時には足の筋力で支えて歩けるのですが、年齢と共にヒールの高い靴はトラブルの元です。 今回参加された方の中にも、外反母趾や扁平足といった様々な悩みを抱えている方が多かったです。 外反母趾は手術後に再発することも 外反母趾はハイヒールを履く方に起こりやすい症状です。親指の関節が曲がり、やがて腫れる事で痛みを伴います。 最初はサポーター等でごまかす事はできても、やがて痛みに耐えられなくなり、手術をする方も多いようです。 しかしこの症状 手術をした後にも再発する方もたくさんいます。なぜなら原因が解消されていないからです。 外反母趾を招くつま先重心は股関節と密接な関係が 外反母趾の原因は足の重心にあります。つま先重心になればなるほど、指に負担がかかってしまいます。 つま先重心は股関節のバランスが関係しています。 股関節は歩行をするための支点になっている場所です。ボートに例えるとオールの役目をしている関節なのです。 股関節は球関節(肩と股関節のみ)といわれる丸い関節構造をしているために、前後左右あらゆる方向に関節が動きます。 この滑らかな動きが歩行を可能にしています。 しかし、この股関節が偏った側に歪む事で、足の向きが変化します。その結果、内股やO脚等を起します。 生活習慣が原因で股関節の歪みは起こる 股関節は、悪い座り方や繰り返し行なう動作によって変位していきます。 足を組んで座る。横座りなどはよくありません。また女性がよく行なう割り坐(わりざ)は股関節を前方、内側に閉じてしまうために、重心が前にいく理由になります。 またしゃがんで作業をする。立って仕事をする時に片方だけに体重をかけるのも良くはありません。 これらに気をつけることで外反母趾の痛みの予防にもなります。 歩き方を改めて見直そう さらに最近は子供達を中心に扁平足の割合が増えております。 こうした背景には、ライフスタイルの変化によって、歩く距離が減った。(筋力の低下)スリッパを履く機会が増えたために、すり足で歩くようになった事などが関係しております。 こうしたトラブルには正しい股関節の位置と美しい姿勢で歩く事が関係していますので、御自身の歩き方を見直してみましょう。 たった3分で弱ったカラダが復活する 真呼吸ストレッチ 著者:清水真 出版社:神宮館 筆者プロフィール 清水真 一般社団法人姿勢道普及協会理事長 一手技塾札幌代表 日本メンターコーチング協会コーチ 日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター 整体師として延べ13万以上を施術。プロスポーツ選手(水泳五輪選手・プロ野球・プロサッカー・スノーボード女子選手等)の指導トレーナーとしても活躍。その経験から「姿勢を良くする健康体操」をテーマに著書を出版(4冊)。現在は企業講師・行政自治体講師・学校講師など全国で開催中。その傍らで、プロの治療家向けの手技塾。ブランディング講座。コンサル。マナー教育指導。ホスピタリティーコーチングなど業界の後進育成にも力を注いでいる。
筆者プロフィール
清水真
一般社団法人姿勢道普及協会理事長
一手技塾札幌代表
日本メンターコーチング協会コーチ
日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター
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