常に手足などの末端が冷たい状態になっている場合には、末端冷え性である可能性が高いです。 末端冷え性になると、温めようと思っても手足がなかなか温まらないことが多いものです。 では、こんな末端冷え性とは一体どういうもので、末端冷え性を改善するためにはどういう対策を行ったら良いのでしょうか。 末端冷え性の原因は筋肉不足による血行不良 「なぜ末端冷え性なのだろう?」と思うかも知れませんが、手足などの末端は心臓から離れた場所にあります。 ですので、血行が悪ければ、心臓から体の末端まで上手く血液が運搬されずに、末端が冷えたままになってしまいます。 また、筋肉には血液を全身に循環させる役割があり、筋肉不足では血液を全身に循環させることはできません。 よく「女性は冷え性になりやすい。」と言うのは、筋肉不足が大きく関係しています。 睡眠中の靴下は逆効果!? 「末端冷え性なら、手足を集中的に温めれば良いのでは?」と思う人も多いでしょう。 それで、バケツの中にぬるま湯を用意して足湯をしたり、睡眠中に靴下を履いたりなどしている人もいるのではないでしょうか。 まず、足湯に関してはあくまでも一時的な血行促進効果しかなく、温かいお湯と冷たい水の温冷交代浴の方が自身で温める機能を高める効果に繋がります。 また、睡眠中に靴下を履くのは、締め付けによる血行不良で、足に溜まった熱を調整するための発汗で、ますます冷えが酷くなることがあります。 そのため、足湯や睡眠中の靴下はあまりおすすめできません。 血行促進効果のある食品を積極的に摂取しよう! 末端冷え性を改善するためには食生活の改善も大切で、血行を促進する効果のある食品を積極的に摂取するのが効果的です。 血行を促進する効果のある食品には、タマネギやニンジン、ゴボウなどがあります。 これらの食品を加熱して温かい状態で食べると、より高い温め効果が実感できそうです。 逆に、バナナやトマト、コーヒー、白砂糖などの体を冷やす作用のある食品は、できるだけ控えましょう。 踵の上げ下げ運動も効果的! エクササイズで末端冷え性の改善を目指すなら、踵の上げ下げ運動を実践してみると良いでしょう。 やり方としては、まずは足を肩幅よりも若干狭めに開いて立ち、両足の踵をゆっくり時間をかけて上げていきます。 そして、上げられるところまで踵を上げ切ったら、5秒キープしてゆっくり踵を下ろして元の姿勢に戻します。 このエクササイズでは、「第二の心臓」と言われていて足の血液を心臓に向かって押し戻す、ふくらはぎの筋肉を効率良く鍛えることができます。 まとめ 末端冷え性は男性よりも女性がなりやすく、原因としては筋肉不足による血行不良が考えられます。 ただ、末端冷え性を改善するために、足湯や睡眠中の靴下などで足を温めようとしてもあまり効果は期待できません。 血行促進効果のある食品を積極的に摂取したり、踵の上げ下げ運動でふくらはぎの筋肉を鍛えるなどして対策するといいでしょう。
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