衣笠仲通鍼灸接骨院院長の加藤です。 美容鍼灸を受けられる方のお悩みでも多い「シワ」についてお話させていただきます。 シワの原因とは? 大きく分けて3つ、 1、お顔の筋肉の弱化 2、お肌の乾燥 3、お肌の弾力性の低下 です。 それぞれの原因について解説していきます。 お顔の筋肉の弱化 筋肉は弱くなると柔軟性を失い、固くなってしまいます。 これはお顔に限らず、身体の筋肉でも同様です。 固くなった筋肉は重力に負けて下がりやすくなります。たるみの原因にもなります。 固い筋肉が下がり皮膚をたるませてしわを作り、そのまま長期間に渡り折りたたまれた肌はクッキリと線が入ったシワをつくってしまうのです。 アゴのたるみが首のシワを作ってしまったり、姿勢が悪く背中が丸い方が顔を前に向けようとする事により首の後ろにシワを作る事も有ります。 お肌の乾燥 洗濯したシャツをきちんと伸ばさずに干しておくと乾いた時にシワを作ってしまいます。 お肌も同じで、乾燥してしまうとシワを作ってしまいます お肌の乾燥を防ぐには日頃からのケアが重要です。 洗顔後に化粧水での保湿をしっかりするのは当然、洗顔の仕方にも注意が必要です 食器を洗う時にお湯を使っていると手が荒れやすいのと同じで、洗顔の時も高い温度のお湯を使うと肌荒れの原因となります。 高い温度のお湯を使うとお肌の脂が流れ出てしまい、水分を保持する事が出来ず乾燥しやすくなります。 人間の体温は約36~37℃ですが、肌の表面は30℃くらいになっていますのでそれと同じくらいの温度のぬるま湯で洗顔すれば乾燥を防ぐことが出来ます。 また、シャワーのお湯を直接顔にかけるのも良くありません。水圧で脂が落ちやすくなります。 洗顔の時は手ですくったお湯で流すように気を付けましょう。 お肌の弾力性の低下 皮膚は三層構造で出来ています。 その一番表面は「表皮」と呼ばれます。 一番下から新しい細胞が生まれて、成長した細胞が表面に出ていき、角質となってお肌を守り最後は垢となって落ちていきます。 この入れ替わりの事を「ターンオーバー」と呼び、およそ28日くらいで入れ替わります。 しかし、この数字は健康な20代の女性でのもので、お年と共にどうしてもこの期間は伸びていきますし、体調によっても変化します。 血流が関係しますのでタバコを吸う方は血流が悪くなり入れ替わりが遅くなりやすいです。 ターンオーバーが長くなると固くなった角質が残り弾力が無くなりシワを作りやすくなります。 紫外線によってもお肌のコラーゲン繊維が壊れ、弾力が落ちます。 また、弾力性が無くなったお肌は水分を保持できなくなり、皮膚のバリア機能が低下するので紫外線の影響を受けやすくなります。 日焼けの対策は十分にしましょう まとめ 血流が悪くなるのはタバコに限らずストレスや睡眠不足などの生活習慣も大きく関わります。 実際、シワやたるみに悩む方の中にはそのような生活習慣の乱れや冷え性をお持ちだったりする事も多いです。 洗顔、保湿や紫外線対策など外からだけでなく、生活習慣を見直し内側から整える事も大切です。 筆者プロフィール 加藤 宏 衣笠仲通鍼灸接骨院院長 柔整専門学校時代からトレーナー活動や鍼灸にも興味を持ち、資格取得後は地元の横須賀に戻り衣笠仲通鍼灸接骨院を開院。 日本美容鍼灸マッサージ協会のハリウッドスタイル上田式美容鍼(R)と出会い、「顔は身体をうつしだす鏡」であるから体を元気にすることで美しくなる、身体や心を含めて全体を良くする、 という理念に強く共感し、体の悩みに限らず「全体の健康」を目指し、安全・安心な美容鍼灸の施術・普及活動に取り組んでいる
筆者プロフィール
加藤 宏
衣笠仲通鍼灸接骨院院長
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