寒い季節になると、使い捨てカイロを使う方が増えてきます。 夏でもお腹が冷えないように使い捨てカイロを使っている方も最近では多いようですね。 しかしこの「使い捨てカイロ」を使うことが、実は体が冷えてしまうキッカケになることをご存知でしょうか? 今回は、使い捨てカイロを使うと、逆に体が冷えてしまう仕組みについてお伝えしていこうと思います。 使い捨てカイロで体が冷える原因は、原料で使われる有害物質にある! 使い捨てカイロの原料は、鉄粉・活性炭・食塩・水を混合したものです。 これらの原料を混ぜて空気に触れさせることで、鉄がさびる時に発生する熱を利用して温かさを出すというのが、使い捨てカイロの仕組みになります。 このような化学反応によって熱を出している使い捨てカイロを身に着けると、体に接触する部分は温かくなるのですが、体全体では血行が悪くなり、体の芯は逆に冷えてしまうのです。 使い捨てカイロで使われている原料の多くは、人間にとっての有害物質です。 有害物質を使用した場合、エネルギーが下がるのですが、そのエネルギーが上がるのか下がるのかを、簡単に判断する方法があります。 まず、金属製のネックレス、ピアス、時計、携帯電話などを体から離した状態で深呼吸してみてください。 通常は深く肺が膨らみ、息が吸いやすくなるはずです。 次に、今度は使い捨てカイロを手に持ったまま深呼吸をしてみましょう。 すると肺が深く膨らまなくなり、息が大きく吸えないのがわかるはずです。 息が深く吸えない=エネルギーが低い状態になるのです。 息が深く吸えないということは、使い捨てカイロを身に着けることが、脳のストレスとなっていることを表します。 使い捨てカイロを長時間張っているとコラーゲンが溶け出す!? 人間の体はたんぱく質でできています。 そのため、体を普段の体温より高い熱(使い捨てカイロ)で温めると、タンパク質の変性が起こってしまうのです。 タンパク質の変性とは、卵を水からゆでていくと42℃くらいから固まっていく状態と同じですね。 また、人間の骨はコラーゲンにカルシウムが沈着してできています。 コラーゲンは「にかわ」ですから、とても熱に弱く、使い捨てカイロを長時間貼っていると溶けだしてしまいます。 その時、同時に体の中のカルシウムも失われるため、結果として骨粗そう症を招く可能性があるのです。 まとめ さて、いかがでしたでしょうか。便利だと思って使っている使い捨てカイロには、体にとって良くない働きが多くあるのです。 そして、使い捨てカイロを体に身に着けることでエネルギーが下がるので、逆に体全体では冷えていく。 さらに、人間の体はタンパク質でできているので、体温より高い熱で保温すると、結果的にカルシウムが失われ骨粗しょう症につながる可能性があります。 とはいっても、寒い季節には温かい物が欲しくなりますよね。 もし体に身に着けるなら、昔からあるベンジンを使った白金カイロ、こちらがオススメです! 白金カイロなら、あまり体にとって悪い働きはないので、体の芯から温まりますよ! 筆者プロフィール 佐々木 則行 福整骨院院長 1964年青森県生まれ 高校時代は硬式野球部に所属 2年の冬に椎間板ヘルニアを患い、将来は治療家になりたいと卒業後は仙台市の専門学校に進学。 1985年3月、柔道整復師資格試験に合格。 整骨院で研修後に整形外科クリニックに就職。 1991年に上京。 1993年4月埼玉県ふじみ野市で整骨院を開業。 2014年4月から自費専門の治療院に移行。キネシオロジーテストという検査法を駆使して 腰に軽く触れるだけのエネルギー治療で難治疾患にも対応。
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筆者プロフィール
佐々木 則行
福整骨院院長
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