突然ですが、あなたは猫背を治したいと思ったことはありませんか? 日本人の約75パーセントは猫背だといわれています。 もしかしたら、ご家族や周りの方から猫背を指摘されたり、ご自身でも猫背が気になっているかもしれませんね。 猫背になると、見た目の悪さによって信頼感が無いように見られたり、やる気がないように見られてしまいがちです。 また、猫背は見た目の印象が悪いだけでなく、体の重心が崩れてしまうため、全身の血液やリンパ液の循環が悪くなったり、自律神経の乱れをおこして、頭痛や眼精疲労・肩こり・腰痛・食欲不振・便秘・生理痛・冷え性などを引き起こします。 さらに、やる気が出なくなったり、疲れがとれにくくなったり、睡眠障害なども同時に引き起こすことで知られています。 自分では猫背にならないように気をつけていても、気がつけば猫背になっている事が多いのではないでしょうか。 では、いったに猫背になる原因は何なのでしょうか。 現在社会ではパソコンやスマートフォンなどの使用する機会が多いため、つい頭が前に突っ込む形になり、背中が丸くなり猫背になりがちです。 しかし、猫背の原因はそれだけではなく、内臓の疲労によっても引き起こされるのです。 今回は、内臓の疲労によって引き起こされる猫背の原因と、改善法についてご紹介していきたいと思います。 猫背の原因となる「内臓の疲労」とは 働きすぎ、寝不足、食べ過ぎ、偏食、運動不足、ストレスなど、疲労がたまっていたり、悪い生活習慣が続くと、体中に多くの疲労物質が発生します。 この疲労物質は、内臓(肝臓・腎臓・すい臓・脾臓など)で処理を行うのですが、疲労物質がたまりすぎると内臓が働きすぎにより疲れてしまいます。 内臓は24時間稼働している工場のようなもので、生きている間は寝ているときも24時間365日働き続けてくれているのです。 人は疲れた時、体が勝手に前かがみになり、姿勢が悪くなっていきますよね。これが内臓疲労による猫背が起こる仕組みです。 猫背の種類は3タイプ!あなたはどのタイプの猫背ですか? 猫背には大きく分けて3つのタイプがあります。 タイプの分け方は、背骨のカーブに特徴があるので、まずは正しい背骨の状態を覚えておきましょう。 背骨は本来、横から見るとS字描くようになっています。 首は前方に凸、背中は後方に凸、腰は前方に凸のカーブを描くのが、理想的な背骨の形なのです。 首肩タイプ このタイプの背骨は、腰から背中は理想的なカーブですが、首と肩が前に倒れています。 内臓との関連は、肺・心臓との関係が深く、ストレスや心配事、たばこやぜんそくなどが関係します。 背中タイプ このタイプも多く、背中全体が丸くなっています。内臓との関連は、胃や肝臓、膵臓や脾臓・十二指腸と関係が深く、胃潰瘍・胃下垂・脂肪肝・膵炎・脾腫・十二指腸潰瘍などと関連します。 猫腰タイプ このタイプの背骨は、腰を中心に丸く腰が伸びない状態です。内臓との関連は、腎臓や副腎、大腸・小腸・子宮・卵巣・前立腺・膀胱・腎炎・便秘・下痢・子宮筋腫・卵巣のう腫・前立腺肥大・膀胱炎などとの関連があります。 今回ご紹介した3つのタイプですが、体の状態によりタイプが混合していることも多いことも覚えておきましょう。 まとめ さて、いかがでしたでしょうか。 今回ご紹介してきたように、猫背の多くは「内臓疲労」によって引き起こされているのです。 整体やマッサージで体の歪みを調整しても、すぐに猫背に戻ってしまう場合などは、生活習慣をできる範囲で見直して内臓疲労を解消していきましょう。 例えば、食事は良く噛んで食べる、ストレスをため込まないように気分転換する、たばこを止める、深酒はさける、お白湯を積極的に飲む、適度な運動をする、睡眠時間を確保するなど、今日からできることがいっぱいありますので、ぜひ試してみてくださいね! 筆者プロフィール 主原 一朗(しゅはら いちろう) 京都府亀岡市しゅはら鍼灸整骨院院長健康ライフラボ株式会社 代表 資格:柔道整復師・鍼灸師・疲労回復整体認定会員 昭和45年生まれ 高校生の時に腰椎椎間板ヘルニアになり陸上選手(長距離)を断念する事がきっかけで治療家の道を目指す。 大阪で10年間修行をしたのち地元の亀岡市にてしゅはら鍼灸整骨院を平成10年に開業 「あなたの笑顔のために」お役にたれれば幸いです!をスローガンに日々精進しています。 痛い所、つらい所があると笑顔になれないですよね。 私はその「笑顔を取り戻すお手伝いをさせて頂きたい!」と思っています。 あなたもイキイキ!はつらつ!な人生になりましょう。
筆者プロフィール
主原 一朗(しゅはら いちろう)
京都府亀岡市しゅはら鍼灸整骨院院長
健康ライフラボ株式会社 代表
資格:柔道整復師・鍼灸師・疲労回復整体認定会員
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