生活習慣を変えると改善する、寝起きのめまいはどんなタイプ? 目覚めていざ起きかけた時にめまいがすることはありませんか? 起き上がってベッドから離れようとしたとたんにクラクラ。嫌なものです。めまいが起こると 「どこか悪いのかしら?」 と不安になりますが、1日の始まりにめまいが起こると、不安を抱えた1日になってしまうものです。 ただし、めまいはすべて重大な病気の予兆というわけではありません。少し生活スタイルを改善するだけで症状が改善される寝起きのめまいもあります。 毎日の生活をちょっと変えてみるだけで改善される寝起きのめまいには3つのタイプがあるということをご存知ですか? 生活スタイルを少し見直すと改善できる寝起きのめまいの3タイプとそれぞれの対処法をご紹介します。 1.ストレスによるめまい 夜はぐっすり眠れているでしょうか?布団に入ってもなかなか寝つけない、夜中に何度も目が覚める、目覚めた時にはっきり覚えているような夢をみる。脳が休まっていないサインです。 食欲はありますか?ぐっすり眠れない、食欲がわかないというのはストレスが溜まっている証しです。 家庭と仕事を両立させようと頑張りすぎて知らず知らずストレスを溜めてしまっているのかもしれません。子供の世話もしなくてはならない人、親の介護で大変な方もいることでしょう。 無意識のうちに溜まったストレスが、自律神経の不調を招いて寝起きのめまいというサインを発していることがあります。 そんなときは、できるだけ自分の楽しめることを見つけましょう。また、戸外で太陽の光を浴びるだけでも心のバランスをよくする「セロトニン」が生成され良い影響を与えるといわれています。 お天気のいい日には戸外でランチをしたり、自分で気分転換できる楽しめることを見つけてストレスを解消しましょう! 2.低血圧によるめまい 「最近ぽっちゃりが気になりだしてきたから、朝食は抜いているのよ」という女性も多いですね。 朝はフルーツジュースか牛乳だけという人も少なくないようです。また、家族のお弁当作りに時間がかかるから、自分の朝食は抜いてしまうという人もいるようです。 しかし、朝食抜きのライフスタイルを長く続けていると、どうしても血圧が低めになってしまいます。 また、2~3日のプチ断食をしてダイエットをしたというような場合にも低血圧になりがちです。 低血圧が進行すると、朝なかなか起きられないようになります。ようやく起きると、起き上がったとたんクラクラ。 こうした寝起きのめまいは低血圧が進行したために起こるものです。朝食はしっかり食べるようにしましょう! 3.良性発作性頭位めまい症 健康なはずなのに寝起きにめまい ぐっすり眠れているし、朝食も毎日食べていて健康には自信があるのに、なぜか寝起きにめまいがするという人もいます。時には立っていられなくなってしゃがみ込んだり、吐き気を感じたりすることもあるようです。不安になりますよね。 めまいが続くのは30~60秒くらい。 美容院でシャンプーをしてもらう時や歯医者さんで治療を受けるために仰向けになって寝る時にも同じようなめまいが起こりませんか? そうした時にもクラクラするという場合には良性発作性頭位めまい症の可能性があります。 「良性発作性頭位めまい症」とは、内耳の中にある耳石という器官の一部が剥がれ落ち、剥がれた小さなかけらが同じく内耳の中にある三半規管に入ってめまいが起こる状態です。 三半規管に耳石のかけらが入ると、三半規管は体が揺れていると思い込んでめまいという反応を引き起こすのです。 約2~3週間で自然にめまいはおさまる 耳石のかけらは内耳の暗細胞で吸収されて消失しますので、たいていは2~3週間で自然にめまいはあさまってきます。内耳での感染で生じることもありますし、加齢に伴う変形で生じることもあります。 良性発作性頭位めまい症は更年期以降の女性に多く見られます。 そんなめまいの対処法は毎日の食事でカルシウムを積極的に摂取して骨密度をアップさせることです。 起き上がる前にできる解消法 また、良性発作性頭位めまい症は寝相が良くて寝返りをあまり打たない人に多く生じるとも言われています。 目覚めて直ぐに起き上がらず、仰向けに寝たまま、ゆっくりと頭だけ右向きにして1から10まで数え、次にゆっくりと頭を左向きにしてまた1から10まで数える。これだけで寝起きのめまいを解消できます。 まとめ いかがでしたでしょうか。 1日の始まりに不安感を与える寝起きのめまい。しかし、生活スタイルを少し変えるだけで解消されるものもあります。 もしあなたの寝起きのめまいがこのどれかに当てはまったら、日々の生活習慣を少し改善して気持ちいい朝が迎えられるようにしてみてくださいね!
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