ランニングで起こる膝の障害「ランナー膝」とは?
趣味や健康のためにランニングやマラソンをする人が増えてきました。それにともなって、膝の障害に悩む人も増えています。 ランナー膝の正体とは? ランナー膝は膝の障害の総称 「ランナー膝」とはいいますが、実際にそういった病名の病気があるわけではありません。 ランナー膝とは主にランニング動作で起こる膝の障害の総称です。ですから、色んな障害が考えられるということです。 ランナー膝に分類される代表的な障害としては、鵞足炎、膝蓋靱帯炎、そして腸脛靭帯炎があります。 この中でも、特にランニング動作で痛めやすい「腸脛靭帯炎」を、狭義では「ランナー膝」と呼んでいます。 骨と靭帯の摩擦によって炎症が起こる 腸脛靭帯は太ももの外側にあるとても長い靭帯で、骨盤から膝の少し下のあたりまでつながっています。 この腸脛靭帯は膝の屈伸運動にあわせて大腿骨の前後にスライドします。 この際に、大腿骨外顆という骨の出っ張りにぶっつかったりこすれたりしてしまうのです。 この骨と靭帯の摩擦によって炎症が起こり、特に膝を伸ばしたときに痛みが生じます。 ランニング動作では地面を蹴り出したときです。 ランナー膝になりやすい人とは? 原因は主にオーバーユース ランナー膝の原因は主にオーバーユースです。マラソンなどの長距離走はもちろん、短距離走やサッカーのような競技でも起こります。また、階段の登り降りのような動作も原因になるので、登山をやられる方も注意が必要です。 脚の特徴・準備不足・靴が原因になることも ランニングの際のフォームが悪く、足の外側に体重がかかりやすい人や、O脚・がに股の人は特になりやすい傾向にあります。 そのほか、足にあっていない靴、硬い路面、下り坂といった競技・練習環境や、しっかり休養を取らないことも原因のひとつになります。運動前のウォームアップや運動後のクールダウンがきちんとおこなえていないことも原因になるでしょう。 「靴ひもの結び方一つで、パフォーマンスがUPしたり怪我の予防が出来ます。」 (ご興味あるかたは、お気軽にお問い合わせ下さいね) ランナー膝になってしまったら まずは安静。予防も大切! ランナー膝になった際には、運動は中止し安静に保ちましょう。痛みが引いてきた、あるいは痛みがそれほどひどくない場合には、土踏まずをつくり腸脛靭帯をストレッチするのもいい方法です。 ですが、まずは猫背、そり腰、左右の骨格の歪みを整えてから、自分にあったトレーニングを適切な時間おこなったり、競技環境を整えたりして予防に努めましょう。 筆者プロフィール 植屋 浩幸 整体院スリーバランスオーナー 昭和39年 大阪府枚方市生まれ 元消防士 第53回 選抜高等学校野球大会 1981 出場 創業、平成14年/延べ20,000人以上の患者様に体、心、食、3つの視点から指導を行い多くの喜びの声を頂く 家族が心の病にかかり、脳梗塞で倒れたこともあり心身不可分を体験したことから「家族や両親に受けて欲しい施術と知識」をご提供している 元・日本オリンピック委員会強化スタッフトレーナー 推薦 東京パラリンピック統括トレーナー 推薦/枚方市教育委員会 講演 公益財団法人 枚方体育協会 メディカルインストラクター/マスコミ出演多数
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