足がつる瞬間は人それぞれですよね。 朝、目覚めた瞬間に… グッと足に力をいれたら… 何もしていないのに急に… つってしまうと、痛みでしばらく動けなくてツラいですよね。 つりが治まった後も、何となく足に違和感が残っていたり。 それに、また足がつってしまうんじゃないかと思って、その日は1日中、ぎこちない動きになってしまう方もいるのではないでしょうか。 どうして足がつってしまうんだろう… 実は、足がつる瞬間は違えど、足がつる原因は同じだったりします。 ・筋肉疲労 ・水分不足 ・ミネラル不足 ・運動不足 つまり、つってしまったということは、あなたは今、何かしらのものが不足している状態であるということになります。 日頃からの「不足」の蓄積によって起こる足のつりですが、すぐに対処する方法はあります。 体の力を抜いたり、マッサージをしたり、ストレッチをしたり…。 ですが、いますぐ改善できても、また繰り返しつってしまうようであるのなら意味がありませんよね。足がつらないための予防をすることも大事です。 このコラムでは、今すぐ改善することができる対処法と、その予防をまとめてご紹介させていただきます。 焦りは禁物!無理に動かないことが大事 あなたは足がつってしまうと、焦って無理に動こうとしていませんか? しかし、それはかえって筋肉を傷つけてしまい、より痛みを増長させてしまいます。 まずは体の力を抜くことが大事です。 力を抜くことによって、強張った筋肉を緩めることができます。 体の力を抜いた後は、あなたが楽になる体勢を見つけましょう。 つってしまうと、立っている状態だけでも苦痛になるので、横になったり、座って足をふらつかせたりなどしましょう。 横になった時は、膝を立てることによって、より楽になりますよ。 なるべく筋肉を緊張させないことで、徐々に足のつりは改善されていきます。 ゆっくり、優しくが基本!ストレッチ方法 体の力が抜けたら、次は体を動かしていきましょう。 動かすといっても動きは全て、「ゆっくり、優しく」です。 無理に力を入れて筋肉を伸ばすことによって、筋肉を傷つけたり、場合によっては肉離れになってしまうこともあります。 ・ふくらはぎのストレッチ つっている方の足の指を持って、足裏が反るようにゆっくり自分の方に引きつけます。 初めのうちは痛みが伴いますが、我慢して続ければ楽になっていきますよ。 我慢するといっても、無理な痛みは禁物ですよ。 手が足の指に届かないという場合は、タオルを足の指にひっかけるとやりやすいです。 ・太もも 膝を曲げないように足を伸ばして、そのままゆっくり体を前に倒します。 前屈の運動と言えば伝わりますでしょうか。 運動をする前の準備運動などでもするストレッチですね。 立つことがツラいという方は、もちろん座ったままでも大丈夫ですよ。 ゴリゴリ押すのはNG!マッサージ方法 決して力強く揉むことはしてはいけません。 ストレッチの項目でもありましたが、「ゆっくり、優しく」です。 足がつった時にするマッサージは、そこを治すという意識ではなく、血行をよくしようという意識で行いましょう。マッサージは、揉むのではなく、優しくさするようにします。 血行をよくすることが大事なので、血を全体に送り込むように足全体をさすります。 温めると良いので、タオルを上に乗せて、その上からさするとより効果的です。 足の裏を押したり、足首をグルグル回すことも効果的ですよ。 通谷(つうこく)というツボが血行を良くするツボになりますので、お試しください。 通谷(つうこく)は足の小指の付け根の外側にあるくぼみにあります。 足がつるのは○○が不足してたから!?足がつらないための食事 足がつるのは筋肉が疲労しているから、という外的な原因ばかりが注目されがちですが、実は食生活にも原因はあります。 ビタミンやミネラルの不足により筋肉が正常に機能しなくなり、足がつりやすくなると言われています。 以下の項目の食材を多く取り入れることによって、つりにくい体をつくることができますので、ぜひお試しください。 ・マグネシウムを多く含んでいる食材 ひじき 納豆 豆腐 ・カルシウムを多く含んでいる食材 牛乳 プロセスチーズ 桜エビ ・カリウムを多く含んでいる食材 ほうれん草 アボカド パセリ 水分不足は天敵!水はこまめにとろう 足がつるのは夏の時期が多いな、という方も多いかと思われます。 夏は汗をたくさんかきますよね。 汗をかくことにやって、体の中から水分が抜けてしまい、体に栄養を行き渡らせる機能が低下してしまいます。 せっかく上記にあるビタミンやカルシウムを摂取しても、行き渡らなければ意味がないですよね。 今日はいつもより汗をかくな… そう思ったら水分をこまめに取るようにしましょう。 水をがぶがぶ飲むのは苦手… どのタイミングで飲めばいいの…? そんな方は、寝起き、寝る前、入浴前後はとくに水分不足になりやすいので、そのタイミングで水分を摂るようにしましょう。 もちろん、のどが渇いたなと思った時も水分を摂るタイミングになります。 まとめ さて、いかがでしたでしょうか。 今回は足がつる対処法と、その予防をまとめてご紹介させていただきました。 足がつった時は、「無理に動かない」。「ゆっくり、優しく」ストレッチ、マッサージすることを心がけましょう。このことをおさえていただければ、急な足のつりも今すぐに改善することができます。 しかし、足がつる度に対処するのではなく、足がつらないように予防することも大事です。 食事での栄養不足、水分不足には十分に気を付けましょう。
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