頭痛はいつもの事だけど、考えてみたら雨の時など天気が悪い日に多いかな? 関係ないような気もするし分からない・・・。そんな方はいませんか? 天気によって頭痛が左右される人もいれば、天気に関係なく頭痛になる人もいます。 なぜ人によって違うかというと、頭痛のタイプが違うからです。 今回は台風の多い、今の季節に悪化しやすい頭痛のタイプに、そしてそれぞれのタイプ別の対処法について書いていきます。 頭痛のタイプ 頭痛のタイプは大きく分けて二つです。 緊張型頭痛と偏頭痛です。 緊張型頭痛は血管が細くなった時、そして片頭痛は血管が太くなった時に起こります。 血管が細くなったり太くなったりするのは自律神経の働きによります。自律神経は2種類あり、血管を細くし興奮させる交感神経と血管を太くしリラックスさせる副交感神経に分類されます。 緊張型頭痛の特徴 交感神経が原因で起こる緊張型頭痛はストレスや鉄分不足で起こります。イライラしやすい人に多いとも言えます。 満月の時は交感神経が刺激され人間は興奮しやすくなるので、狼男が満月で変身するお話は交感神経が題材かもしれません。 また女性の場合なら生理の時に起こる頭痛は緊張型に分類され、生理痛の原因も普段のストレスにあると言われます。 偏頭痛の特徴 副交感神経が原因で起こる偏頭痛は気圧の低い悪天候や月の引力が弱い新月の時に起こります。 次はそれぞれの頭痛の対処法について書いていきます。 緊張性頭痛の対処法 こちらのタイプは過度な興奮・ストレスが原因になりますが、もともと身体の血の巡りが悪い事が痛みに拍車をかけています。 水分を多めに摂る ドロドロで流れにくい血の通り道がいつもより狭まれば痛みが起こるのも当然です。ですので、まずは水分を多めに摂り少しでも流れやすくすることが大切です。 首元をあたためる さらに交感神経が強いと筋肉の緊張も強くなるので余計に血管の流れを悪くします。お風呂や蒸しタオルを当てて首元を温めるのも効果的です。 お風呂上りにストレッチをする そして、お風呂上りにストレッチをすることで筋肉の緊張をほぐし交感神経の興奮を鎮めます。お勧めのストレッチは首倒しです。 首を倒した状態で上から手を置きます。手で強く押すのではなく手の重みを利用してゆっくりと伸ばしていきましょう。 注意点としては背中を丸めたり横に倒れたりしない事です。そうなると首を効果的に伸ばせません。倒した状態で10秒ほどキープすれば徐々に筋肉が伸びていきます。 続いて副交感神経が原因の偏頭痛の対処法について書いていきますね。 偏頭痛の対処法 偏頭痛は血管が太くなる時に起こります。普通なら血管が太くなれば血の巡りが良いので痛みは起きませんが血管の壁が固くなっている人は痛みを感じます。 血管の壁が固い人の多くは食生活が乱れています。また、コレステロールが高く血管に沈殿している人も同様です。 コレステロール事態は摂ってもすぐに血液中の濃度が上がりませんが循環の悪い人はコレステロールが沈着しやすくなります。 血管の壁を柔らかくし血液をさらさらにするには、秋が旬の食事をとるのが効果的です。それがシイタケです! シイタケを食べる 血管と血液を健康に保つには野菜に動物性タンパク質と発酵食品に含まれる菌類です。シイタケなどのキノコは菌類の花の部分に当たり栄養が豊富です。 シイタケは他のキノコよりコレステロール値を下げるのに有効で動脈硬化の予防にも効果的です。チンゲン菜との相性が良いので炒め物がお勧めです。 また干しシイタケは栄養価とうまみ成分が凝縮されるので一度日光に当てるとより美味しくいただけます。 最後に 頭痛を患う人の中には、そういう体質だと思ってあきらめている方もいますが、生まれつき頭痛持ちの方はいません。 もちろん人より血管が細い方はいらっしゃるのでなりやすい体質は存在します。しかし自分の体質を見極めて適切な処置をとれば防げるので安心してください。 筆者プロフィール 福原 真一郎 ほのか整骨院 大阪府枚方市出身。整骨院・リラクゼーション・訪問マッサージの分野を経験し、今に至ります。 鍼灸師とあん摩マッサージ指圧師の資格を持ち、現在は東洋医学の五行色体表や相生・相克関係を応用した治療を行っています。 治療後にはストレッチや五行色体表を応用した食事指導、生活習慣のアドバイスも行います。
筆者プロフィール
福原 真一郎
ほのか整骨院
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