年齢とともに身体のあちこちが痛みだしたので病院に行ってみたら、「老化です」と医師に言われてしまった。 病気じゃないのは嬉しいけど治らないの!? そんな風に思っている方はいらっしゃるのでしゃないでしょうか。 老化を理由にされたら悪くなることはあっても、良くなることは無いってこと?そんな疑問にお答えします。 結論から言えば改善できます! 今回は老化のメカニズムと対処法について書いていきます。 そもそも老化とは? 実年齢を聞いて驚いてしまうほどの肌のハリやつやを保っている人に出会ったことはありませんか? なぜ、いつまでも若々しい人とそうでない人がいるのでしょうか。 そもそも、老化とは何のでしょうか? その答えは”酸化”と”糖化”にあります。 「酸化」は聞いたことがある人が多いかと思いますが、簡単に言うと細胞の老化です。 細胞が活性酸素により傷つけられることによって起こります。 「糖化」は聞きなれないかもしれませんが、過剰な糖質がタンパク質と結びつき、細胞を老化させる現象です。 酸化は身体の錆びつきに例えられ、糖化は細胞の焦げ付きに例えられます。 細胞は本来みずみずしい状態を保ちますが、酸化したものはその機能を低下させ、糖化したものは機能を停止させます。 酸化の真犯人 「酸化」は活性酸素により傷つけられることによって起こりますが、この「活性酸素」は悪者なのでしょうか? 答えは「ノー」。 活性酸素はウィルスや菌など身体にとって有害なものを退治する役割があります。 本来人間の体には無用なものは存在しないのです。 大量に発生した活性酸素は行き場を無くして細胞そのものを攻撃し老化を招きます。 ですが身体は活性酸素を自動的に還元する能力を持っているのです。 問題はその活性酸素の還元(無害化する力)が機能していないことにあります。 還元するためには水素が必要です。 人間の身体にはもともと肝臓・腸・腎臓の順番に水素を蓄え、必要に応じて出す仕組みを備えています。 しかし、肝臓や腸、腎臓に負担をかけている人還元するために水素を出す機能が低いため、酸化しやすいので老けやすいと言えます。 そのため水素水や還元作用の高いサプリなどが脚光を浴びていますが、こちらでその説明ができるかと思います。 糖化の真犯人 糖化は食生活に主な原因があります。 食べたのに物足りない、でも時間がたつと空腹感がまぎれる。そんな経験はありませんか? 糖化は食後から1時間以内位が一番盛んに起きやすいので勢いよく大量に食べる人ほど要注意です。 食後にはインスリンが分泌され身体に糖が吸収されます。 糖が吸収されている時は軽い空腹感を覚えますが身体に糖が足りなくなったわけではないので、そこで食べると糖化が促進されます。大量に食べた人ほど大量のインスリンが出るので余計に空腹感が強くなります。食べるほどに食欲がでるのはこのためです。 糖化したタンパク質は本来の機能を失うので肌のコラーゲンは弾力を失い、血管は動脈硬化を起こし、腎臓はろ過する力を失い糖尿病の状態になります。 糖化した身体は酸化しやすい状態も引き起こすので、両者は同時に起こりやすく悪循環に陥ります。 次はそんな状態を回避するための食生活を書いていきます。 酸化と糖化の対処法 皆さんお気づきと思いますが肩こりや腰痛は酸化と糖化の結果として起こりやすくなります。 もちろん他にも原因はあるかもしれませんが可能性は高いです。 酸化と糖化を繰り返すと内臓の機能はどんどん低下していくので身体の回復出来ていないことを痛みやコリとして伝えます。 一般にはそういう内臓の機能低下を指して老化と呼びますが、詳しくは老化と酸化だったのです。 対処としては内臓の機能を高める事がメインになります。食事内容も重要ですが一番は早食いと大食いです。 食事をする上での注意点 よく噛んで食べる どんなに栄養のあるものもしっかり噛んでいなければ消化されず、せっかくの栄養も吸収できません。 食べ過ぎない また食べ過ぎればせっかくの栄養も毒になります。 炭水化物を減らす 炭水化物を減らすことは重要ですが代謝をアップさせるにはビタミンが重要です。 魚も野菜も生の方がビタミンは多く含まれますが、しっかり噛まないと吸収には至りません。 そして腹8分目にすることで案外お腹は空きにくくなってきます。 空腹は量が不足しているのではなくインスリンの分泌の問題だからです。 最後に 現代は明らかな栄養過多の時代にあります。 またインスタントやジャンクフードなど酸化や糖化を促す食べ物が日常的に溢れています。 好きなものを食べるなとは言いませんが、満足感は量に比例しないので試しに腹8分目をやってみてはいかがでしょうか? お坊さんは修業中に断食などをしますが肩こりや腰痛とは無縁の状態だそうです。 いつまでも若々しく元気でいたい方は適度な食事制限を試してみてください。 筆者プロフィール 福原 真一郎 ほのか整骨院 大阪府枚方市出身。整骨院・リラクゼーション・訪問マッサージの分野を経験し、今に至ります。 鍼灸師とあん摩マッサージ指圧師の資格を持ち、現在は東洋医学の五行色体表や相生・相克関係を応用した治療を行っています。 治療後にはストレッチや五行色体表を応用した食事指導、生活習慣のアドバイスも行います。
筆者プロフィール
福原 真一郎
ほのか整骨院
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