とれない疲れや頭痛は副腎疲労かも？対処法もご紹介します

朝から身体がダル重い、、、。頭痛もするし集中力も出なくて困っている。病院では異常なしと言われるばかりで誰にも分かってもらえない。 疲れが溜まっているのは皆さん同じかもしれませんが原因は人によって様々です。特にホルモンの乱れは病院では発見されにくく異常なしと診断されることも多いです。 どこからが病気なのかは医師によっても判断が分かれる事もありますし病名がつくのはかなり悪化してからの事です。こちらでは副腎疲労の症状と対処法について書いていきます。 副腎疲労とは？ 副腎とは腎臓にくっついている臓器で色々なホルモンを出しています。髄質と呼ばれる中心部からはアドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンと聞いたことのある興奮ホルモン。 皮質と呼ばれる周りの部分からはコルチゾール、アルドステロンといった血糖値やナトリウム、カリウムの濃度を調節するホルモンが出ています。 その中でも今回はコルチゾールが話の主役です。主に血糖値を上げる役目ですが、もう一つ重要なのが抗ストレスホルモンであるという事。 つまりストレスの多い人ほどコルチゾールの分泌が高く副腎疲労を起こしやすいと言えます。副腎疲労の主な症状は疲労感や集中力低下などに加え、頭痛やイライラなども引き起こします。 またコーヒーやたばこなどの嗜好品も副腎を刺激するので疲労を引き起こすものとして知られています。コルチゾールは朝の８時ごろに分泌が高まるのですが疲労している人は朝のやる気が出ずにコーヒーで刺激してやる気を出す傾向にあるようです。 またコルチゾールの分泌が低下すると睡眠中に何度も起きるようになり睡眠の質が低下します。その結果余計に疲労感はとれなくなります。次にチェックリストを用意したので当てはまるか試してみて下さい。 副腎疲労を抱えている人の症状 副腎疲労の厳密な定義はありませんが以下のような症状が見られます。 ①下半身がむくみやすい ②ベッドに入っても眠れない（入眠障害） ③眠っても夜中に目が覚める（中途覚醒） ④頭痛や関節痛、背中の張りがある ⑤指先の震えや動悸がして息苦しい ⑥塩辛いものを好んでよく食べる ⑦朝はコーヒーを飲まないとやる気が出ない ⑧疲れた時は甘いものを食べると元気が出る。 上記の中から５つ以上当てはまる時は副腎機能が低下している可能性が大です。 特にコルチゾールは朝に分泌が高まりやる気を出させるので疲労している人は朝に問題が出やすいです。 またコルチゾールの分泌が低下していると低血糖状態になりやすいので疲れたりお腹が空いたときに極端にきつく感じる人は機能が低下しており甘い物を好む傾向にあります。 このような症状に見舞われたときはどのように対処すれば良いのかを次は書いていきます。 副腎疲労の対処法 体温を上げる事が重要なのでお風呂は３０分以上入りましょう。その後にストレッチをすると効果的です。特に床に座って開脚し身体を足に向かって倒すと副腎周りが伸びて効果的です。 摂りたい栄養素としてはビタミンB、Cにマグネシウム、塩分となりますが副腎疲労している人はタンパク質や炭水化物をバランスよく摂取することが望まれます。 そして避けたいものとしてはファーストフードやコーラ、コーヒー、アルコール、白砂糖を使ったお菓子などです。要は急激に血糖値を上げるものやカフェインは避けた方が良いという事です。 また朝食のフルーツは避けた方が良いです。栄養価に問題はありませんがカリウムを含むものが多く副腎疲労を助長させます。 摂りたい食事としては海藻やスプラウト（食用芽）に全粒粉の小麦や玄米が効果的です。タンパク質は肉や卵、大豆など多種多様なものから摂る方が良いとされます。 質の良い油の摂取も大切です。古くなった油は身体に負担となるため極力避けましょう。オリーブオイルなどの質の良い油は疲労回復を速めてくれます。 重要な事の一つとして３食をきっちりと食べる事があります。血糖値の大きな変動は副腎に負担となるので朝を抜かない事や夜は早めに食事を済ませる事も大切です。 まとめ 副腎疲労を抱える人の多くは強いストレスを抱えています。ストレスにかからなくするのは難しいかもしれませんが身体が良い状態ならストレスに負けません。 副腎疲労を起こしてしまうのはストレスが多い事より副腎を疲れさせる生活を送っているためにストレスに弱くなっている結果とも言えます。 コルチゾールの分泌は老化も速めてしまうという研究結果もあるので健康のためにもぜひ副腎が疲れにくい毎日を実践してくださいね。 筆者プロフィール 福原 真一郎 ほのか整骨院 大阪府枚方市出身。整骨院・リラクゼーション・訪問マッサージの分野を経験し、今に至ります。 鍼灸師とあん摩マッサージ指圧師の資格を持ち、現在は東洋医学の五行色体表や相生・相克関係を応用した治療を行っています。 治療後にはストレッチや五行色体表を応用した食事指導、生活習慣のアドバイスも行います。