喉が痛くなってきた、・・・。 鼻水が出始める・・・。 頭痛や肩こり、ほてりを感じる・・・。 風邪をひきやすいシーズンになり、こんな症状でお悩みの方は多いのではないでしょうか? 風邪の予防には、「唾液の分泌量」を増やすことが重要であることをご存知ですか? 今回は風邪の予防法についてお話ししたいと思います。 唾液には細菌が侵入するのを防ぐ役割がある 唾液には重要な役割があり食べ物を飲み込みやすくする事と胃を守る事です。 その他にも唾液には殺菌作用があり体の中に細菌が侵入するのを防ぐ役割があります。 つまり唾液の出が悪かったり口の中がネバネバの状態では新たなウィルスの侵入を許し、胃が食事を受け付けない状態にしてしまいます。 唾液が少ない原因の9割が口呼吸に 唾液の分泌量は人によって違いますが、唾液が少ない人の原因の9割は口呼吸あると言われます。 鼻呼吸ではなく口で呼吸をしている人は起床時と就寝中を問わず口が開けっ放しの状態になっています。 そのため口の中が乾燥しがちです。 その乾燥した口内を潤すために唾液の分泌量は一時的に上がりますが、いつまでも続きません。 口呼吸は万病の元 実は口呼吸は万病の元と言われているぐらい身体には影響があります。 口で呼吸をすることでウイルスなどを直接吸い込んでしまいます。 さらに乾燥した状態だとウィルスは容易に奥の方まで侵入します。 口の中に限らず喉や肺などの臓器も、常に湿った状態でこそ機能を維持できます。しかし、乾燥すると傷つき回復が出来ません。 鼻呼吸であれば鼻毛や粘膜などにのろ過作用によりウィルスなどの有害な物を防げますが、乾燥した口の中は無防備な状態と言えます。 口呼吸をする人の特徴 単純に鼻で呼吸をすればいい話なのですが、口呼吸をする人には特徴があります。 口呼吸をする人の特徴としては顎が前に出ていると言うのがあります。 パソコンやスマホの普及で顎を前に出す癖がついている人ほど口が開きやすくなります。 姿勢は骨盤の上に頭が来ているくらいの位置が頭を支えやすくなっています。 それなのに顎が前に出ると、顎の重みで口は開きやすくなります。 この時に首の筋肉が緊張し水分の動きが悪くなるために唾液の分泌量は減りやすく口の中は乾燥しやすくなります。 また胃が弱っている人ほど猫背になりやすい傾向にあります。 猫背だと顎は前に出やすく口呼吸になってしまい、唾液の分泌量が減少。その結果、胃が弱りやすくなるという悪循環に陥ってしまいます。 座りっぱなしの姿勢も胃を圧迫し、唾液の分泌量減少につながります。 唾液を増やす、舌の運動 では、唾液の分泌量を増やし、風邪を予防するためにはどうしたらいいのでしょうか? 今回は簡単にできる舌の運動の方法をご紹介します! 唾液の分泌がよくなるので口の自浄作用が増し、胃を元気にするので風邪を早く治したい人にも良いでしょう。 1、舌を前に出します。(3回) 2、出した舌を左右に動かします。(各3回) 3、口の中で歯の外側と内側を舐め回します。(左右回し各3回) まとめ 唾液の事を意識するのは少ないと思いますが健康のバロメーターとも言えます。 伝統医学と呼ばれるものの中で唾液を軽視するものはありません。 それほど昔から唾液の量や質で健康を考えられていました。 風邪のひきはじめも予防もたっぷりの唾液を出すことが重要なので水分の摂取と舌の運動はぜひ行ってください。 筆者プロフィール 福原 真一郎 ほのか整骨院 大阪府枚方市出身。整骨院・リラクゼーション・訪問マッサージの分野を経験し、今に至ります。 鍼灸師とあん摩マッサージ指圧師の資格を持ち、現在は東洋医学の五行色体表や相生・相克関係を応用した治療を行っています。 治療後にはストレッチや五行色体表を応用した食事指導、生活習慣のアドバイスも行います。
筆者プロフィール
福原 真一郎
ほのか整骨院
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