受験、面接、部活の試合、商談、プレゼンなどなど、本番の時に普段の力を発揮できずに悩む・・・そんな方は多いのではないでしょうか。 武道の心得として「心技体」という言葉が古くから伝わっているように、「心=メンタル」も大切なものです。 今回は、このメンタルの鍛え方についてお話ししたいと思います。 スポーツ心理学におけるメンタルトレーニング はじめに注意しておきたいのが、メンタルトレーニングは「こうすればよくなる」ということは一概には言えません。 というのは、たとえば「緊張で結果が残せない」という人と「集中力が足らなくて結果が残せない」という人では、抱えたメンタルの問題がまるで正反対だからです。 また、メンタルトレーニングというと「瞑想」「座禅」といったものをイメージする人もいますが、スポーツ心理学のメンタルトレーニングにも当てはまります。 この場合のメンタルトレーニングは専門のトレーナーとともに自己分析をし、自分のパフォーマンスを測って、自分の感情がその瞬間に何を感じたか?何にどこまで影響しているかを調べ、改善することを指します。 よくいわれるのが、ルーチンを組むことです。たとえば、試合の時に緊張を感じないようにするために、普段からある行動を必ず行うようにするのもメンタルトレーニングのひとつと言えるでしょう。 メンタルトレーニングに格闘技が役立つ理由とは? 格闘技がメンタルトレーニングになるという話を聞いたことはありませんか? スポーツ心理学とはまた別の話になりますが、体を鍛えると精神的に強くなるというのには一定の根拠があります。 気分に作用する脳内伝達物質に「セロトニン」があります。セロトニンは運動を行うことで分泌量が上がることがわかっています。また、「テストステロン」というホルモンはいわゆる「男性らしさ」に関係するホルモンですが、これも「活力」にも作用し、体を鍛えることで分泌量が上がります。 また、格闘技のように1対1で戦うという構図は、対人関係に対する自信がつくことも多いです。 もちろん、メンタルの問題は身体以上に個人差が大きくなります。どんな人にも必ず効果があるとはいえませんが、「格闘技をやるとメンタルが鍛えられる」という話には根性論以外の理由があるということなんです。 筆者プロフィール 植屋 浩幸 整体院スリーバランスオーナー 昭和39年 大阪府枚方市生まれ 元消防士 第53回 選抜高等学校野球大会 1981 出場 創業、平成14年/延べ20,000人以上の患者様に体、心、食、3つの視点から指導を行い多くの喜びの声を頂く 家族が心の病にかかり、脳梗塞で倒れたこともあり心身不可分を体験したことから「家族や両親に受けて欲しい施術と知識」をご提供している 元・日本オリンピック委員会強化スタッフトレーナー 推薦 東京パラリンピック統括トレーナー 推薦/枚方市教育委員会 講演 公益財団法人 枚方体育協会 メディカルインストラクター/マスコミ出演多数
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筆者プロフィール
植屋 浩幸
整体院スリーバランスオーナー
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