毎日栄養のバランスよく食事しているのに体がだるい、、、。 健康には気を使っているのに体調が良いとは言えない。 やる気はあるのに身体がついてこない。 今回は、こうした、重症ではないけれど、体調が優れない原因と、それに関係するビタミンの効能と誤解について書いていきます。 ビタミンは代謝を促す栄養素 風邪をひいたらビタミン!肌荒れにはビタミン!とビタミンがとても重要な栄養素だと認識されているかと思いますが、 実際にビタミンは、他の栄養素と何が違うのでしょうか。 実は化学式だけ見ればビタミンは他の栄養素と大きくは変わらない構造です。 また食事からしか摂取できないと思っている人も多いですがビタミンDは体内で合成されます。 つまりビタミンは特別な栄養素というわけではありませんが、代謝を促す存在として出番がとにかく多く、重要という点が挙げられます。 そのため他の栄養素以上にビタミン不足で現れる症状が多いのも特徴ですね。 ちなみにミネラルと呼ばれる物は化学式が無機物でアミラーゼなどの酵素を作るのに必要な物質です。 ミネラルは水にも多少含まれますがビタミンは有機物なので基本的には食事から摂取しましょう。 次はビタミンに多い誤解について書いていきます。 ビタミンによくある誤解 水に溶けるビタミン(水溶性ビタミン)と油に溶けるビタミン(脂溶性ビタミン)で身体の中の処理は大きく異なります。 水溶性ビタミン まず水溶性ビタミンは小腸で吸収され血液に入り肝臓に運ばれます。 基本的にはタンパク質と結合して貯蔵されます。 また血漿中のビタミン量が一定の割合を超えると吸収されずに体外に排出されますね。 脂溶性ビタミン 一方、脂溶性ビタミン(A、D、E、K)は食事で摂取される脂質と基本的には同じです。 脂溶性ビタミン胆汁と混ざった状態で体内に吸収されたのちリンパ管で輸送されるので直接肝臓には向かいません。 また食物中の脂質が少ない状態では脂溶性ビタミンの吸収は悪くなり、吸収されるときには水分も必要とします。 そのためビタミンを効率良く吸収しようと思えば水分は必須です。 また、脂溶性ビタミンは油分との同時摂取でないと、吸収率は下がります。 さらにビタミンはチームで働くので特定のビタミンばかりを多く摂っても効果は薄いでしょう。 ここまでの知識は実践しているという人は次に書くビタミンが失われる行動が重要ですね。 ビタミンを失う行動 そもそもビタミン不足の人に多い症状は 1、風邪をひきやすい 2、肌が荒れやすい 3、代謝が落ちむくんで太りやすい 4、ストレスに弱い 5、冷え性 以上のような症状が現れやすいですね。 次にビタミンの摂取量は多いのに不足した症状が現れる人はこんなNG行動してませんか? 1、飲酒や喫煙を毎日してしまう 2、薬の服用が習慣化している 3、スポーツや肉体労働で身体を酷使している 4、睡眠時間が少ないか寝る前の食事が多い 5、ダイエット中 6、炭水化物が大好き 以上の行動は内臓に疲労を与えると同時に不要な物を分解する際にビタミンを大量に消費します。 またビタミンB群の多くはお肉や魚に多く含まれるので健康やダイエットのためにと野菜ばかり食べている場合も不足しがちになりますね。 そして炭水化物の代謝にもビタミンは使われるので野菜を食べても大量に炭水化物も食べたなら台無しです。 サプリメントよりプラス1品の野菜 忙しい毎日の中でバランスの良い食事は難しいかもしれません。 身体の事を思ってサプリを飲むのも一つの手ですが解決にはならないでしょう。 サプリは身体の中で分解されるのに肝臓へ負担をかけるからです。 それなら普段の食事に一品の野菜を加える方が効果的な事もあるので覚えておいてくださいね。 まとめ ビタミンの含有量を気にして食事をするのは素晴らしいですが浪費していませんか? 野菜:肉:炭水化物の理想の割合は3:2:1です。 量を摂っても偏っていれば台無しなので、バランスこそ重要なのとサプリはお手軽ですが肝臓に負担をかけるので万能ではありません。 人間が健康に生きていくためには新鮮なものに勝る栄養の摂取法はないと考えて下さいね。 筆者プロフィール 福原 真一郎 ほのか整骨院 大阪府枚方市出身。整骨院・リラクゼーション・訪問マッサージの分野を経験し、今に至ります。 鍼灸師とあん摩マッサージ指圧師の資格を持ち、現在は東洋医学の五行色体表や相生・相克関係を応用した治療を行っています。 治療後にはストレッチや五行色体表を応用した食事指導、生活習慣のアドバイスも行います。
筆者プロフィール
福原 真一郎
ほのか整骨院
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