注意!本コラムは治療を目的としたものではありません。「半月板断裂」や「膝関節変形症」が疑われる方は、整形外科を受診してください。 岡山市でカイロプラクティックと体幹トレーニングによる、お体の根本改善を目指す山田です。 寒い季節になると当店では、膝が痛くて伸ばせない・うまく歩けないというお客様が増えます。 みなさん半月板(膝の中にあるクッション)の問題だと思われているのですが、整形外科で検査しても半月板に異常は見つからなかった、という方がほとんどです。 ではどうして膝が痛くなるのか、原因と対処方法をお教えします。 半月板以外で膝が痛くなる原因は太ももにあり 痛みの原因は太ももの硬さ!半月板が原因の人は少ない 膝が痛いのは半月板に問題があるから、と思われる方は多いです。 しかし、半月板が原因になっている方は少ないのです! 当店に来られる方の中で膝が痛くなる原因のほとんどは、太ももの筋肉が固くなっているせいです。 どういうことかと言いますと、太ももの筋肉は足のつけ根から膝の下までまたがっています。 この太ももの筋肉が硬く縮んでしまうと、膝のお皿(膝蓋骨)が上に引っ張られます。 膝を曲げ伸ばしする際に、このお皿も上下に移動するのですが、常に上に引っ張られていると上手く動けません。 途中でひっかかってしまうので、そのせいで痛みを感じるというわけです。 太ももが硬くなる?日常生活で注意すべき4つの姿勢 そもそも何故太ももの筋肉が固くなるのかですが、腰がねじれていたり、傾いているとなりやすくなります。 以下に当てはまる方は、普段の生活を見直してください。 ①猫背である ②足を組む ③片側の腕ばかりで荷物を持つ ④横向きに寝る あまりに体の歪みが酷い方は、一度腕のいいカイロの先生に見てもらってください。 2分のテニスボール運動で痛みを改善 ①まずテニスボールを用意してください。 ②次にうつ伏せに寝て、太ももと床の間にテニスボールを挟みま す。 ③テニスボールを当てて痛いところがあったら、痛気持ちいいぐらいの力で圧迫してください。 そうすると徐々に固くなった筋肉がゆるんできます。 2分ぐらい圧迫したら、テニスボールを移動させて他にも痛いところがないか、探してください。 これを毎日少しづつ続けて頂くと、膝が楽になってくる方が多いです。 おまけ:半月板の仕組みとビタミンの関係 半月板の成分は、コンドロイチンなどで出来ています。 しかし科学の世界では、コンドロイチンを飲んでも半月板の再生には効果がないのでは…と言われております。 なぜなら「コンドロイチンを飲んでも、胃で消化されエネルギーになるだけだから」と、いう理屈です。 では、半月板を作っているコンドロイチンはどこから来たのでしょうか。 実は、ビタミンAを原料として体内で合成されます。 なので、サプリメントを飲むならビタミンAの方がまだ良い、と言われています。 (実際に半月板が再生するかどうかは、データがないのでわかりません) ただし、ビタミンAは摂りすぎると副作用をおこすので注意が必要です。 体内でビタミンAになる「βカロテン」は、摂りすぎても体外に排出される栄養素です。 なので、気になる方は「βカロテン」を摂取するようにしてみてください。 最後におまけで半月板の話を少ししましたが、いかがだったでしょうか? 毎日2分のテニスボール運動で、痛みを少しずつ改善していきましょう。 筆者プロフィール 山田 耕平 ビプラス 『根本的なカラダの改善』をテーマにしたお店、ビプラス代表。 カイロプラクティック施術でただ痛みをとるだけではなく、不調の原因となっている悪い生活習慣へのアドバイスにも定評がある。 ダイエットとスタイル改善の為の筋力トレーニング指導も実績多数。
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