部活動やクラブでスポーツに励む学生の方、お子さんをお持ちの方に質問です。 「スポーツをすると、膝下に痛みが走る」なんてことはありませんか? その症状、オスグッド・シュラッター病という病気かもしれません。 オスグッド・シュラッター病? カタカナで難しそうな名前だな、と思った方もいるのではないでしょうか。 オスグッド・シュラッター病とは、要するに発育期の代表的なスポーツ傷害です。 では、どうしたらその病気が改善するのか、そもそもどんな症状なのかをこの記事で詳しくご紹介させていただきます! オスグッド・シュラッター病ってどんな病気? オスグッド・シュラッター病は、大腿四頭筋による骨の牽引が原因で起こる症状。 大腿四頭筋とは、太もものにある4つの筋肉を総称した名前です。 その大腿四頭筋を絶えず動かすことで、膝の皿の下にある、出っぱった骨(脛骨結節)が牽引され痛んでしまうのです。 しかし、同じ運動量をこなしても、大人になってからオスグッド・シュラッター病になる人はいません。 オスグッド・シュラッター病はスポーツをやっている成長期の子供に起こる病気です。 この理由は、骨の成長にあります。脛骨結節には成長線と呼ばれる、骨が育つための軟骨の境目があります。 大人の場合、完全に骨ができあってしまって、この成長軟骨も硬い骨になっています。 しかし、成長期の成長軟骨は柔らかく、大腿四頭筋の働きによって強く牽引を繰り返されることによって変形し、最終的に剥離してしまうのです。 まれに、大人でもオスグッド・シュラッター病の症状があらわれる人もいます。 これは子供の頃にオスグッド・シュラッター病になった人で、オスグッド後遺症と呼ばれています。 オスグッド・シュラッター病の原因は? オスグッド・シュラッター病は大腿四頭筋が収縮する動きによって起こる、オーバーユース症候群です。 オーバーユース症候群とは、筋肉に炎症や痛みが生じた状態。 動作としては、ダッシュやジャンプといった動作が特に問題になります。 サッカーやバスケなどの球技や、陸上競技はオスグッド・シュラッター病になりやすいスポーツと言われています。 また、筋肉の使い過ぎが直接の原因になりますが、柔軟性が足りないことも原因のひとつと考えられます。 同じ世代で練習量も同じなのに、オスグッド・シュラッター病になる子とならない子がいるのはこれが要因です。 ただ、成長期はどうしても筋肉が固くなります。それは、骨の成長速度と筋肉・腱の成長速度が異なるためです。 そのため、もともと筋肉が固い子はそうでない子よりオスグッド・シュラッター病になりやすくなってしまいます。 改善するにはどうしたらいいの? オスグッド・シュラッター病は、筋肉の硬化や過多な負担からくる症状だと理解していただけたでしょうか。 では、こちらでは改善法をご紹介します。 実は、オスグッド・シュラッター病は成長期が終わると自然と痛みが軽減されていきます。 それなら、無理な運動を続けても大丈夫かと言ったらそうではありません。 そう。自然と改善されることを待たずに競技を続けてしまうと、オスグッド後遺症を起こす原因になってしまうのです。 しかしながら元々活発なお子さんが、体育の時間やクラブの時間を見学する、もしくは休むということは心身のストレスにも繋がりかねません。 そんなときは、整体院・整骨院への通院がオススメ!オスグッド・シュラッター病の早期改善を期待できます。 除痛作用のある生体電流を流しながらの施術が効果的ですよ。 オスグッド・シュラッター病はスポーツに精を出すお子さんなら誰しもがなりうる症状です。 無理をしないように心がけて行きましょう。 筆者プロフィール 植屋 浩幸 整体院スリーバランスオーナー 昭和39年 大阪府枚方市生まれ 元消防士 第53回 選抜高等学校野球大会 1981 出場 創業、平成14年/延べ20,000人以上の患者様に体、心、食、3つの視点から指導を行い多くの喜びの声を頂く 家族が心の病にかかり、脳梗塞で倒れたこともあり心身不可分を体験したことから「家族や両親に受けて欲しい施術と知識」をご提供している 元・日本オリンピック委員会強化スタッフトレーナー 推薦 東京パラリンピック統括トレーナー 推薦/枚方市教育委員会 講演 公益財団法人 枚方体育協会 メディカルインストラクター/マスコミ出演多数
筆者プロフィール
植屋 浩幸
整体院スリーバランスオーナー
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