頭痛がずっと続いている… 後頭部の同じところがズキズキする… こんな症状で悩んでいませんか? 頭痛って、長く続くと嫌ですよね。 しかも、痛みが治まったと思いきや、また再発してしまうなんてこともしばしば。 何が原因かも分からないし、対処のしようがない!なんて思いをした方もいるのでは? そこで今回は、後頭部の頭痛の原因として最も多い循環の仕組みと対処法をご紹介します。 ズキズキ頭痛にお悩みの方は、ぜひご参考にしてください。 後頭部がズキズキする!頭痛の原因は? 後頭部がズキズキして痛い… そんな症状の最も多い原因としては、頭の循環が悪化している事が挙げられます。 頭の中を循環しているのは、脳脊髄液(のうせきずいえき)と呼ばれる液体がメインとなります。 この脳脊髄液の循環が悪くなると、後頭部を走る神経が炎症を起こしてしまい、頭痛の原因に繋がります。 このような頭痛は、ズキズキする部分を触ると強く痛んだり、うずいたりしてしまうのが特徴です。 耳の後ろや後頭部にかけての痛みが多く、左右どちらか一方のこともあれば頭全体が痛むこともあります。 脳脊髄液は、頸椎(けいつい)の動きが固くなっている時に循環不良に陥りやすいですね。 頸椎とは、一般的に言えば「首」を指しています。 そう。脳脊髄液の循環は、首に負担がかかるだけでも悪くなるのです。 そこで、次は首に負担がかかる姿勢と、その対処法をご紹介します。 首に負担がかかる姿勢と、その対処法 頭の重さはだいたい体重の八分の一に相当します。60kgの人で7~8kg位ですね。 さらに、首が前に突き出た体勢になると、その2倍以上の重さが首肩の筋肉にかかります。 意外と知られていませんが、実は、頸椎には回転動作はありません。 それゆえに、横を向く姿勢は、頸椎の大きな負担となってしまいます。 それを踏まえて考えると、首が動くのは前後左右のみなので、振り向く動作は前後左右の複合ですね。 このように、複雑な動きでは首の骨はフル稼働しています。 それとは反対に、首をあまり動かさないでいることも、違った意味で首への負担となってしまいます。 例えば、長時間のデスクワーク。 パソコンなどを見ていると、どうしても前のめりになってしまいますよね。 その、顔が前に出ている状態が、首の動きが悪くなる原因にもなるのです。 そうならないためにも、こまめな運動を心がけましょう! そこで、次は長時間のデスクワークについての注意点をご紹介します。 危険な長時間のデスクワーク! 先に述べたように、長時間のデスクワークを続けると前のめりになり、頭が前に滑った状態になります。 こうなると、脳脊髄液が背骨の方に流れにくくなってしまうのです。 そして、その状態のまま長時間いることで、流れない脳脊髄液で脳が圧迫され、頭痛という形で異常が発生します。 この現象は加齢とともに悪化しやすく、軽い症状でも放っておけば重症になる危険があるので要注意。 そこで効果的なのが、首の体操です。 それでは、最後に首の体操をご紹介しましょう。 首の体操で頭痛もスッキリ! 体操をすることで脳脊髄液が流れ始め、辛かった頭の圧迫感がとれてスーっと軽くなりますよ。 座った状態でできるので、お仕事の休憩時間などにぜひお試しください。 座ったままできる首の体操 1.背筋を伸ばして座りましょう。 胸を張って顎を引いた状態から始めます。 2.顔を正面に突き出します。 この時に背中が丸くなったり肩が動いたりしないように気を付けてください。 3.次に天井を向きましょう。 首の動きが固い人は首に詰まったような感覚があったり痛みを感じたりします。 4.そして初めの正面向きの姿勢に戻ります。 この1~4の動作を、ゆっくりと5回くらい繰り返しましょう。 まとめ さて、いかがでしたでしょうか。 今回は、後頭部の頭痛の原因として最も多い循環の仕組みと対処法をご紹介しました。 頭痛の種類は一つではありません。 細分化すると実に多くの種類が存在しますが、脳脊髄液が原因の頭痛は比較的に多いと言えますね。 たかが首コリと侮ると身体はどんどん悪化していくので普段から動かす癖をつけましょう。 筆者プロフィール 福原 真一郎 ほのか整骨院 大阪府枚方市出身。整骨院・リラクゼーション・訪問マッサージの分野を経験し、今に至ります。 鍼灸師とあん摩マッサージ指圧師の資格を持ち、現在は東洋医学の五行色体表や相生・相克関係を応用した治療を行っています。 治療後にはストレッチや五行色体表を応用した食事指導、生活習慣のアドバイスも行います。
筆者プロフィール
福原 真一郎
ほのか整骨院
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