冬になると寒さで手がこわばったり、関節の節々が痛くなったりしますよね? そんな時みなさんはどうやって予防していますか? お風呂に入って血行を良くしたり、ホッカイロなどをポケットに忍ばせて、指先を温めたりして痛みを和らげている方もいると思います。 しかし痛みの原因が筋肉や関節の疲労からきているものは、症状が慢性化してなかなか疼痛がスッキリすることはありません。 そうした痛みに悩んでいる方、特にバネ指や腱鞘炎などに悩んでいる方で、症状を予防したい!改善したい!という方にはぜひ試してもらいたい健康法があります。 研究で明らかに!痛いの飛んでけーが効く理由 昔から子供が転んで擦りむいた時に「痛いの、痛いの 飛んでけー」といった母親が患部をさすってもらって、なんとなく痛みが緩和した気分になった、そんな経験はありませんか? これは筋膜リリースの一つなのですが、群馬大学の研究によると、傷ついた神経細胞を皮膚の上からさするなど刺激を与えると、神経を伸ばす働きのタンパク質の一種(TRPV2)が活性化することが発表されています。 今回ご紹介するのは同じように、ご自宅にあるバターナイフを使い、指先や手首、肘をさする方法。 これは関節を覆う筋膜をリリースしているのですが、嘘みたいにバネ指が腱鞘炎が楽になります。 癒着した筋膜をほどいて 最近話題の筋膜ですが、筋膜とは、関節や筋肉、骨や腱、血管や神経、内臓を正しい位置に支える膜です。 これがスポーツや悪い姿勢、老化や関節の異常などにより組織と癒着を起こすrと、動きの低下や痛みや浮腫を起こしてしまいます。 癒着した筋膜をリリースするためには、フォームローラーやストレッチなども有効ですが、ステンレス製の器具を使って、しっかり患部を伸ばすことが必要です。それを行うことにより、機能が回復していきます。 バターナイフ健康法はご自宅にあるステンレス製のナイフを使って患部をゆっくりさすってあげる、ただそれだけで、癒着した筋膜をほどいて、痛みや機能の回復を促します。 私の院では腱鞘炎や手根管症候群。バネ指。へバーデン結節などの痛みのある方に、この方法を自宅での予防法として指導しています。 毎日20〜30回患部をさすってあげるだけで、2〜3週間後には痛みや動きが驚くほど回復する方もいます。 詳しいやり方は動画の方をみて確認ください。 悩んでいる方はぜひお試しください。 バターナイフ健康法手根管症候群 バターナイフ健康法 ヘパーデン結節 バターナイ健康法 バネ指 バターナイフ健康法 腱鞘炎 たった3分で弱ったカラダが復活する 真呼吸ストレッチ 著者:清水真 出版社:神宮館 筆者プロフィール 清水真 一般社団法人姿勢道普及協会理事長 一手技塾札幌代表 日本メンターコーチング協会コーチ 日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター 整体師として延べ13万以上を施術。プロスポーツ選手(水泳五輪選手・プロ野球・プロサッカー・スノーボード女子選手等)の指導トレーナーとしても活躍。その経験から「姿勢を良くする健康体操」をテーマに著書を出版(4冊)。現在は企業講師・行政自治体講師・学校講師など全国で開催中。その傍らで、プロの治療家向けの手技塾。ブランディング講座。コンサル。マナー教育指導。ホスピタリティーコーチングなど業界の後進育成にも力を注いでいる。
筆者プロフィール
清水真
一般社団法人姿勢道普及協会理事長
一手技塾札幌代表
日本メンターコーチング協会コーチ
日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター
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