新学期がスタートしました。進学や進級により環境が変わるこの時期、子供たちには不安や悩みがつきまといます。 特に成長期に差し掛かると、心身のバランスが著しく変化するため、それに戸惑うこともあり、大人のサポートも必要です。 当院には毎日たくさんの子どもたちが、セラピーを受けにやってきます。 子どもたちが来る理由は、成長痛やスポーツ障害、腰椎すべり症や側弯症、視力低下など様々ですが、特にこの時期増えるのは、「子どもの身長を伸ばすにはどうしたらいいか」というものです。 新学期が始まるこの時期に身体測定が行われるので、 ・去年と比べてあまり身長が伸びてはいない ・周りの友達は急激に背が伸びているのに自分だけ止まっている! そうした焦りから、「なんとかして欲しい!」と院にやって来ますが、どうすれば伸びるのでしょうか? 今回は、身長に悩む子どもたちにおすすめの方法を、動画を交えてご紹介していきたいと思います。 身長を伸ばしたい子どもにおすすめの4つの改善 身長の伸びに関しては、「成長ホルモンの分泌」によるものが大きいです。 また、食生活や睡眠時間、運動量や姿勢といった「生活習慣」と密接な関係があります。 身長を伸ばしたい場合は、次にあげることを改善していくことをおすすめします。 食事(偏食やジャンクフード) 偏食やジャンクフードの取りすぎは、骨が成長するために必要な栄養の吸収を阻害してしまうので、身長アップへのマイナス要因となります。栄養バランスの良い食事を心がけるといいでしょう。 睡眠(夜更かし) 夜更かしを習慣にしていると、せっかくこの時期にだけ大量に分泌している成長ホルモンの恩恵を100パーセント受けられません。早寝早起きを習慣化することが大切です。 姿勢の崩れ ねこ背やだらしない姿勢が習慣になると背骨が曲がりますので、その分身長の低下を招きます。 当院では主に整体により姿勢の癖を取り除き、正しい骨格のバランスを保つことで、骨の成長を促します。 またその状態を維持するために運動法などを指導しています。 骨盤の歪み 骨盤の歪みは、足の長さを変えてしまいます。 成長期で一番伸びる大腿骨の角度が変化するので、正しく伸びる環境が損なわれてしまいます。 子どもの成長には、姿勢のバランスは重要なポイントです。 身長アップにオススメの体操(動画あり) 最後に成長期を迎えている子どもに身長アップのために試してもらいたい体操があります。 それは足の踵を刺激することです。 踵の骨には骨芽細胞の産出に関わるセンサーが集中しており、ここを刺激すると「骨ホルモン」が分泌され、骨が丈夫になり成長も促進されます。 さいごに いかがでしたでしょうか。 昔からバレーボールやバスケットボールをしている身長が伸びると言われていたのは、ジャンプして着地をした時に、この部分が刺激されるために、骨の成長が活発になることが考えられます。 身長アップを望む子どもたちにぜひ、「かかと刺激」の運動を習慣にしてもらいたいと思います。 たった3分で弱ったカラダが復活する 真呼吸ストレッチ 著者:清水真 出版社:神宮館 筆者プロフィール 清水真 一般社団法人姿勢道普及協会理事長 一手技塾札幌代表 日本メンターコーチング協会コーチ 日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター 整体師として延べ13万以上を施術。プロスポーツ選手(水泳五輪選手・プロ野球・プロサッカー・スノーボード女子選手等)の指導トレーナーとしても活躍。その経験から「姿勢を良くする健康体操」をテーマに著書を出版(4冊)。現在は企業講師・行政自治体講師・学校講師など全国で開催中。その傍らで、プロの治療家向けの手技塾。ブランディング講座。コンサル。マナー教育指導。ホスピタリティーコーチングなど業界の後進育成にも力を注いでいる。
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筆者プロフィール
清水真
一般社団法人姿勢道普及協会理事長
一手技塾札幌代表
日本メンターコーチング協会コーチ
日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター
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