全国的に盛夏を迎えています。今年は各地で熱中症に倒れる方も続出中。 こまめな水分補給と栄養摂取を心がけましょう。 足がツルとは? 気温が高いこの時期には熱中症の他にも、睡眠中に足がツル方もいます。 寝返りを打った時や足を動かした瞬間に、筋肉がピーンと張って硬直します。 このような症状が起こる原因は、夏の高温によって大量の汗をかき血液中の水分が放出され、ドロドロになった血液が、一時的に血管で詰まった時に、足がつります。これを一過性虚血症といいます。 おすすめ!4つの予防法 1.寝る前に水を飲む 足つりを予防するためには、寝る前にコップ一杯の水を飲み、体内の水分を補う事が有効です。 人間は寝ている間に約200CCの汗をかきます。その分を補い、体の保水を保つ事が大事です。 しかし年齢を重ねると夜中にトイレに行くのが嫌で敬遠しがちです。ですが高齢になるほど心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まりますので、寝る前に水を飲むのはとても大事です。 2.ストレッチする いつもより長く歩いた日や1日中仕事などで立ちっぱなしだった時などは、足もむくみ、筋肉もパンパンに疲労しています。 そんな日には寝る前に足のふくらはぎを揉んだり、ストレッチをするのも有効です。 簡単にできる方法としては、立った状態で壁に両手を当て、つま先立ちになり3〜5秒秒維持して、元に戻ります。これを10回〜30回くらい続けます。 この体操によりふくらはぎの筋肉が刺激され、血流も良くなります。 また足を床に着地することで踵へ振動が起こり、特殊ホルモンが分泌され、血管のポンプ作用が発動します。 3.足を少し高くして寝る また寝る時に足を少し高くして寝るのも有効です。丸めたバスタオルを膝の下に入れます。寝ると心臓と足の高さは一緒になりますので、血液の循環がゆるくなります。足をあげることで心臓よりも高くなり、血液循環がスムーズになります。 4.入浴後、足に冷水をかける 最後はシャワーや入浴後に足に冷水をかけてみるのもよいと思います。 血液は温度の高いところから低いところに流れる作用があります。わざと足元を冷やすことで、血流が集まり足ツリやむくみの予防効果がアップします。 10秒程度で構いませんので、浴室から出る時にやってみましょう。 入浴前後の水分補給は忘れずに!入浴中にも水分は相当失われています。 ほてりや立ち眩みなどもこの時期に増えますのでしっかり予防しましょう! たった3分で弱ったカラダが復活する 真呼吸ストレッチ 著者:清水真 出版社:神宮館 筆者プロフィール 清水真 一般社団法人姿勢道普及協会理事長 一手技塾札幌代表 日本メンターコーチング協会コーチ 日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター 整体師として延べ13万以上を施術。プロスポーツ選手(水泳五輪選手・プロ野球・プロサッカー・スノーボード女子選手等)の指導トレーナーとしても活躍。その経験から「姿勢を良くする健康体操」をテーマに著書を出版(4冊)。現在は企業講師・行政自治体講師・学校講師など全国で開催中。その傍らで、プロの治療家向けの手技塾。ブランディング講座。コンサル。マナー教育指導。ホスピタリティーコーチングなど業界の後進育成にも力を注いでいる。
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筆者プロフィール
清水真
一般社団法人姿勢道普及協会理事長
一手技塾札幌代表
日本メンターコーチング協会コーチ
日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター
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