こんにちは、札幌スポーツ&ケア治療室の清水真です。 私は長年臨床に携わっています。 そのうちに不調に悩む方と話をしているだけで、コンディションの状態がわかるようになってきました。 今回は口癖と体の不調の関係性についてお話しします。 不調を抱えている人の特徴とは 体の不調に悩んでいる方と話していると、ある特徴があることに気が付きました。 例えば、 ・声のトーンが低い ・話の内容が散文的 こんな時には脳の思考も回らず、大変なストレスを抱えている事が想定されます。 すると本人にそのつもりがなくても、発言が後ろ向きになり、ねたみや愚痴などが口をついてしまいます。 しかし、何度か施術を受けて元気になってくると、発言も前向きになり、嬉しかった事や楽しかった事をたくさん話してくれるようになるのです。 言葉が健康に支障をきたす? 原田文植医師が書かれた著書「病は“口ぐせ”で治る!」(フォレスト出版)の中にも、 「毎日何気なく話している言葉や口癖が、脳の思考に影響を与えており、それが人の意識を変えて、病気やストレスの体質を作っている」 と紹介されています。 また海外の論文などではこんな発表もされています。 うつ病や心の病になりやすい方の特徴 ・「悲しい」「寂しい」など否定的な感情を表現する言葉を使う人 ・「絶対に」「完全に」など物事の白黒をはっきりさせる言葉を使う人 ・「好き嫌い」がはっきりとしている完璧主義な人 上記のような人は感情の起伏が激しく、メンタルに支障をきたすようです。 逆流性食道炎などの消化器のトラブルを改善する健康法などを紹介している清水公一先生(新板橋クリニック)は 「心と体はひとつで繋がっている。それを動かすのは自律神経で、その仕組みが壊れると病気になる」 とおっしゃっています。 実際にお腹に手を当てて感謝の言葉を言いながらさすってあげると、内臓や心の緊張がとれて健康回復も早くなると言われています。 「早く良くなる」コツは前向きな言葉 同じレベルの腰痛でも「早く良くなる人」と「なかなか回復しない人」がいます。 その違いは何なのでしょうか? 生活環境や年齢などももちろん関係ありますが、重度の腰痛でもすぐに結果がでる人はやはり前向きな言葉を使っている人が多いように感じます。 そこで、「どうせ私なんか・・・」「こんな事をしても良くならない」といったネガティブな言葉使っている方には、それをプラスに転換して前向きになるように接します。 心理学にあるポジティブリフレインを使って、話す言葉や会話も常に前向きになるようにセッティングするのです。 さいごに 自分で話す言葉は脳が一番近くで聞いています。 使う言葉をプラスに変えるだけで、感情のコントロールができて、脳や自律神経のストレスが改善します。 不調の原因はストレスからくると言われて久しいですが、病気や不調から回復するために一番の予防法は「前向きであること」かもしれません。 何気なく使っている言葉の口癖を改善しましょう! 毎日休みなく働いている体に「ありがとう」と口に出してみるだけで、癒しの効果はありますよ。 たった3分で弱ったカラダが復活する 真呼吸ストレッチ 著者:清水真 出版社:神宮館 筆者プロフィール 清水真 一般社団法人姿勢道普及協会理事長 一手技塾札幌代表 日本メンターコーチング協会コーチ 日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター 整体師として延べ13万以上を施術。プロスポーツ選手(水泳五輪選手・プロ野球・プロサッカー・スノーボード女子選手等)の指導トレーナーとしても活躍。その経験から「姿勢を良くする健康体操」をテーマに著書を出版(4冊)。現在は企業講師・行政自治体講師・学校講師など全国で開催中。その傍らで、プロの治療家向けの手技塾。ブランディング講座。コンサル。マナー教育指導。ホスピタリティーコーチングなど業界の後進育成にも力を注いでいる。
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筆者プロフィール
清水真
一般社団法人姿勢道普及協会理事長
一手技塾札幌代表
日本メンターコーチング協会コーチ
日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター
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