こんにちは、ふじの整体院の藤野斉 です。 初めて電話をしていただく方から、よくあるお問い合わせのひとつに、こんな質問があります。 『 ●●● が悪いんだけど、治る? 』 もしかしたら、お心当たりのある方もいらっしゃるかもしれませんね。 さて、今回はこんな「電話でのお問い合わせ」についての話です。 電話での問い合わせ、答えづらいのはなぜ? 冒頭で取り上げました、よくあるお問合せのひとつ 『 ●●● が悪いんだけど、治る? 』 この質問に対しまして、もちろんお気持ちは分かるのですが、実は私達手技療法家にとって電話では答えづらい質問だということを分かっていただきたいと思います。 とは言いましても、 「治るのか? 否か?」 一番聞きたいことですよね。 なぜ答えづらいのかと言いますとこのお問合せの返答を考えたとき、 何を どこから どう説明すれば良いのか 迷ってしまうのです。 つまり、「抽象的すぎる」のです。 電話でのお問合せの場合は、実際に身体の状態を見ていません。 私もこの業界に入った初心者の頃は、簡単に言っておりました。 「治ります」と。 しかし、冷静に考えてみれば分かるのですが、お互いの意思疎通がきちんとできていないことに加え、不調の原因というのはそんなに簡単にわかりません。 おまけに、「悪くなる」と答える先生はあまりいないですよね。 問い合わせに対して私たちが思うこと それでは、私の施術的観点から、問い合わせをいただいた時に確認したいことの一部をざっと書きだしてみましょう。 ・痛みがなくなればよいのか、また治るの定義は? ・回復にどのくらいの期間を考えている? ・痛さの種類や度合いは? ・痛くなる状況に 規則性はある? ・思い当たる 原因はある? ・本当に骨格的構造的なものが根本原因なの? ・内臓や精神的なものからきている可能性は? ・生活習慣の中に原因と思われることはある? ・運動はしているのか、またそれはどんな運動なのか? ・仕事や日常生活で、同じ姿勢が続いていないか? ・バランスの取れた食生活ができているのか? ・規則正しくよく眠れている? ・年齢や既往歴は? ・薬は飲んでいないか、またどんな薬を飲んでいるのか? ・病院には行ったのか、その時の診断名は? などなど…。 これらを電話のやり取りで確実に把握することは困難です。 なにも考えずに「治るよ」と言ってあげるのは簡単ですが、電話をしてくださる方の求めていることはそういうことではないと思います。 つまり臨床経験を積めば積むほど、学べば学ほど、簡単には答えられないということなのです。 さいごに ということで、「歯切れの悪い」回答が返ってくる事もあると思いますが、ご了承いただけると嬉しいです。 お気持ちが分かるだけにたいへん申し訳ないのですが、私達の手技療法の分野はそういうものでして、どうかよろしくお願い致します。 ただし、私達のような手技療法家の多くは、どのような症状でも身体全体を健康にさせるべく 健康状態を一歩「前進」させることが可能であると考えています。 是非ご安心いただき、私達「手技療法家」の施術を受けてみてください。 筆者プロフィール 藤野 斉 ふじの整体院 院長全国カイロプラクティック研究協会 代表理事 【所属経歴】 全国カイロプラクティック師会 キネシオテーピング協会(指導員) NPO法人 日本カイロプラクティック普及協会 財団法人 日本ウェルネス協会 厚生大臣認可 カイロプラクティック振興共同組合 カイロプラクティック119番
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筆者プロフィール
藤野 斉
ふじの整体院 院長
全国カイロプラクティック研究協会 代表理事
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