こんにちは。 「はりきゅう治療院源光」 院長の松本です。 鍼灸師・国際中医師の資格を持ち、東京薬科大学にて非常勤講師を務めています。 「健康は食事からというけれど、どんな食事が適切なの?」 「正しい食生活、というけれど、なにが正しいのかよく分からない」 など、食事に対する疑問をお持ちの方も多いかと思います。 そこで今回は、『健康を維持するための食事法』をご紹介したいと思います。 ぜひご参考にしてください。 健康を維持するための食事法 『健康を維持するための食事法』のポイントを、分かりやすく10こ挙げてみました。 ぜひご参考にしてください。 一.食べ物が体を創る。天からの恵みに感謝の心でいただく。 二.食事中は怒らない、急がない、慌てない。自律神経が乱れると消化不良を招く。 三.肉を減らす。肉は精神を鈍らせる。体を重くする。 四.野菜と果物を中心に摂る。ビタミンがなければ代謝は行われない。 五.タンパク質はゆで卵と納豆から。ゆで卵は1日1つ以上。納豆菌は脳梗塞予防。 六.1日1粒の梅干しと3粒の素焼きアーモンド。梅干しは疲れを取り、アーモンドは便通に良い。 七.辛過ぎる、脂っぽい、甘過ぎる物は食べない。辛過ぎる物は粘膜を傷つけ、脂っぽい物は血液と消化管を汚し、砂糖は代謝を遅らせる。 八.新鮮な物を食べる。古い物は酸化しており血液を汚す。 九.よく噛む。唾液で消化を助け、顎を使い脳を活性化させる。 十.簡素な食べ物で満足する心を養う。 以上が『健康を維持するための食事法』です。 以下では、詳しくお話したいところを抜粋してご紹介いたします。 卵は最高のタンパク源 『食事法.五』では、「ゆで卵は1日1つ以上」とお伝えさせていただきました。 以前は、「卵はコレステロールが上がるため食べ過ぎてはいけない」と厚生省が言っていましたが今は訂正されています。 東京大学の三石先生も仰っているように、卵は最高のタンパク源です。 タンパク質を取るためにプロテインを飲む方法もありますが、「できれば食事から取り入れたい」という方も少なくないはず。 そんな方はぜひ、「ゆで卵」を選んでみてください。 「長生き=肉をたくさん食べている人」は間違い 「長生きの人はみんな肉を食べているから、肉を食べなくてはいけない」 そうおっしゃる方がいますが、実はそんなことはありません。 肉を食べるから長生きなのではなく、「肉を消化・吸収できるほど腸が健康なため長生きできている」のです。 私はむしろ、人間の歯は肉を食べるようにはできていないと考えています。 あなたの歯をじっくり観察してみてください。 人の歯は犬歯が少なく、食べ物をすりつぶす「穀物や果物を食べる形状」です。 これは、「人間は肉食ではない」ことを示唆しています。 私は中国の先生から、肉は動物が殺された時の怨念が刻まれていると聞いて、ぞっとしました。 「その怨念を体に入れてはいけない」と言うのです。 真偽はわかりませんが、なんとなく頷けます。 人には直感で「体に良いか悪いか」を判断する力がある 人間の体は、食べ物を食べることで動いています。 そのため、体に悪いものを摂取して良い訳がありません。 それではどのような食べ物が体に悪く、体に良いのか。 それはご自身の心によく聞くと、必ず答えがでます。 先にお伝えした『健康を維持するための食事法』を意識するのはもちろんです。 それとは別に、人間というのは直観で「自分のいのちに良いか悪いかを判断できる能力」を持っています。 ご自身の直観を信じてください。 さいごに さて、いかがでしたでしょうか? 今回は『健康を維持するための食事法』についてお話させていただきました。 食べ物を食べられることはありがたいことです。 今、この時も世界中では多くのいのちが飢餓で亡くなっています。 実は日本は、食べ物を輸入して捨てている、いわゆる食べ残しが多い国です。 一人一人が食べ物をもっと大事にし、食事に対しての意識を高めていきましょう。 著者:松本光保 出版社:本の泉社 筆者プロフィール 松本 光保 はりきゅう治療院源光 院長 鍼灸師、国際中医師、東京薬科大学非常勤講師 作家 サラリーマンを辞め一人旅をし、土佐の海を目の前にして「鍼灸師になりなさい」 という啓示を受ける。 臨床の傍ら作家としても活動する。 趣味は令和元年から始めたピアノと、野良猫と遊ぶこと。 主な著書 「今度は私が助ける番」「絆療法」(本の泉社) 「鍼仙雲龍」(明窓出版)「詩集Life」(ムゲンブックス)
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筆者プロフィール
松本 光保
はりきゅう治療院源光 院長
鍼灸師、国際中医師、東京薬科大学非常勤講師
作家
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