こんにちは。 「はりきゅう治療院源光」 院長の松本です。 現代人は朝起きてから、ずっと頭を動かしっぱなしです。 酷い人になると朝起きる前、夢の中でも仕事をしていたり、雑事に追われる夢を見て疲れて起床したりもします。 朝はほとんどの人が忙しく、慌てて出勤または登校されることが多いでしょう。 会社に着けば仕事や人間関係のストレスで頭は興奮状態です。 休憩中もスマホを見て脳は休まりません。 帰りの電車の中でもスマホを見て無駄に頭を疲れさせます。 家に帰れば育児や家事をしなくてはいけない方もいれば、介護をされている方もいらっしゃいます。 仕事を家に持ち帰っている方もいらっしゃるでしょう。 働き方が変わり、在宅ワークも増え、プライベートと仕事がごちゃ混ぜになってきました。 お風呂も湯船には浸からずに、短時間のシャワーで済ませる…清潔にはなりますが、湯船に浸かるほどの疲れは取れません。 寝る前は、再びスマホをいじり、見なくても良い動画を見てはいませんか? テレビはいつもつけっぱなしで、耳と目からの刺激が止まりません。 このような日常を送られている方は少なくないはずです。 多くの方がのんびりとした日常を過ごしたいとは思いますが、勤めている以上、子育てをしている以上、介護をしている以上、そうはいかない現実もあります。 温泉にでも行ってリラックスしたい…しかしこのご時世、気軽に行けないのも事実です。 リフレッシュが大事だとは思ってはいるものの、目まぐるしい日常に身を置いている方も多いと思います。 その場合、限られた時間の中でどれだけ「リフレッシュできる時間」を確保できるのかが健康に過ごすためには大切なことです。 そんな時におすすめなのが『瞑想』 1日たった数分でリフレッシュすることができます。 そこで今回はなぜ『瞑想』がおすすめなのか、どんな働きがあるのかをご紹介いたします。 ぜひ、日常のリフレッシュタイムにご活用ください。 1日に数分静かな時間を創る 代替医療の提案者ディーパックチョプラ博士は、1日のうち数分、身体を休ませることが大事だとおっしゃっています。 人間ほど、自分の身体を酷使している動物はいないそうです。 私はこのような日常の中で、1日にほんの数分、眼を閉じて静かになる時間を創っています。 それが今回お話しする瞑想です。 瞑想には、脳波を「α(アルファ)波」から「θ(シータ)波」に変化させ、脳をリラックス状態にする働きがあるそうです。 現に私は、「ただ目を瞑り、静かに数分そこに存在するだけで、頭も身体も驚くほど休まり、そして回復する」ことを実感します。 瞑想を行う際は、わざわざそのために時間を設けることはしません。 お客様の施術と施術の合間に、数分見つけて目を瞑ります。 椅子に座り、頭と身体を静寂に。頭に何か浮かんできても、それはそれで良しとしますが、自分の呼吸に耳を傾けます。 車の走る音などが聴こえる時は、そのタイヤの音だけに耳を傾け、雨が降っている日は、雨音だけに耳を集中させるのです。 わずか数分で、身体と頭が驚くほどすっきりします。 私の場合、仕事の合間に行っていますが、もちろん寝る前や入浴中でも構いません。 たった数分、落ち着ける時間を確保できるのであれば、瞑想はどこでも行えるのですから。 脳が休まれば身体が休まる では、なぜ瞑想をするとリフレッシュできるのでしょうか? なぜなら、脳が休まれば身体が休まるからです。 瞑想により脳波が鎮まると脳神経も鎮まり、血液の流れが穏やかになります。 その結果、内臓や筋肉が落ち着き、身体が休まります。 これがたった数分で叶うのが瞑想です。 昼休みや寝る前のわずか数分でも、「静かな時間」を創ることは人生の宝となります。 静かな時間は人生の宝になる 瞑想は人によってやり方が複雑であったり、敷居が高いところがあります。 しかし、真の瞑想に辿り着けている人は一体どれだけいるかはわかりません。 座り方や、呼吸の仕方など、いろいろなことを言う人がいますが、それをマスターするまでには相当の修行も必要な感じもします。 もちろん、瞑想に取り組まれることは大賛成です。 私自身も探究中の一人ではあります。 かの有名なスティーブ・ジョブズは自身のiPadの中に、「あるヨギの自叙伝」という本を入れていたそうです。 パラマハンサヨガナンダというヨギー(ヨガの行者)が書いた本ですが、もちろん私も読みました。 この本を読んでから、本格的に瞑想を探究し始めたことも事実です。 しかし、一般の方々が瞑想に取り組むというのは非常に難易度が高いということも実感しております。 そこには相当な探究心が必要だからです。 ですから、これまで瞑想についてお話させて頂きましたが、実践するときは難しいことは考えすぎなくて良いと思います。 ただ、わずか数分、1日の中で静かに目を瞑る時間を創る。 呼吸の仕方や姿勢など、深く考える必要はありません。 これは本当に人生の宝になります。 実践された方は、驚くほど日常に素晴らしい変化が起きることを実感されるでしょう。 仕事や家事が今までよりもスムーズに進む 心が安定してイライラが少なくなる 心が前向きになり人生が明るくなる 体調も良くなる このように、毎日が快適になります。 日々、目まぐるしい日常を過ごしている現代人こそ、この静かな時間を取り入れることは大切なのです。 さいごに さて、いかがでしたでしょうか? 今回は脳と身体を休める『瞑想』についてお話させていただきました。 瞑想は、お金もかからない素晴らしい健康法です。 ご興味のある方は、1日数分、眼を瞑り静かな時間を楽しんでみてください。 著者:松本光保 出版社:明窓出版 筆者プロフィール 松本 光保 はりきゅう治療院源光 院長 鍼灸師、国際中医師、東京薬科大学非常勤講師 作家 サラリーマンを辞め一人旅をし、土佐の海を目の前にして「鍼灸師になりなさい」 という啓示を受ける。 臨床の傍ら作家としても活動する。 趣味は令和元年から始めたピアノと、野良猫と遊ぶこと。 主な著書 「今度は私が助ける番」「絆療法」(本の泉社) 「鍼仙雲龍」(明窓出版)「詩集Life」(ムゲンブックス)
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筆者プロフィール
松本 光保
はりきゅう治療院源光 院長
鍼灸師、国際中医師、東京薬科大学非常勤講師
作家
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