こんにちは!むとう鍼灸整骨院 院長の武藤です。 多くの方が経験する頭痛。 そのほとんどが、命に関わることのないものですが、中には、すぐに対処しなければならない危険な頭痛も存在しているのです。 そこで今回は、『危険な頭痛チェックリスト』をご紹介いたします。 何度も起こる頭痛でお悩みの方、つらい頭痛持ちのご家族がいらっしゃる方は、ぜひこちらのチェックリストを参考にしてください。 危険な頭痛のチェックリスト ⬜︎今までに経験したことのない最大の頭痛 ⬜︎金槌やバットで殴られたような頭痛 →くも膜下出血(くもまっかけっしゅ) ⬜︎頭をぶつけたり軽い衝撃を受けた1~2か月後に出た頭痛 ⬜︎ぼんやりしたり物忘れや尿失禁がある →硬膜下血腫(こうまっかけっしゅ) ⬜︎高熱を伴う頭痛が数日から数週間続く ⬜︎首の後ろが硬くなる →髄膜炎(ずいまくえん) ⬜︎麻痺や意識障害を伴う →脳炎(のうえん) ⬜︎数週間単位で頭痛が強くなる ⬜︎手足の麻痺やけいれんが起こる ⬜︎視力障害が起こる →脳腫瘍(のうしゅよう) ⬜︎突然頭痛が起きて徐々に痛みが強くなる →脳出血(のうしゅっけつ) その他 ⬜︎体の片側や手足などがしびれたり、力が入りにくい ⬜︎言葉が出にくい、ろれつが回らない、言われていることが理解できない ⬜︎ものが二重に見える、全く目を開くことができない ⬜︎めまいがする、体がふらつく、まっすぐ歩けない ⬜︎吐き気や嘔吐がある、けいれんする、表情がゆがむ ⬜︎意識が遠くなる、意識を失う ⬜︎50歳以降で初めて起こる頭痛 ⬜︎初めて感じるような頭の痛み方 ⬜︎突然起こる頭痛 ⬜︎1時間以内に一気に強くなる頭痛 ⬜︎痛みの強さと頻度が徐々に増していく頭痛 ⬜︎がんや免疫不全など基礎疾患を持っている場合の頭痛 躊躇(ちゅうちょ)せず病院へ 「何かいつもの頭痛と違うかも…」 と少しでも感じたら、脳神経内科や脳神経外科の受診を強くお勧めします。 また、 ・突如として起こった強い痛み ・経験のない激しい症状 ・手足の麻痺といった体の異変を伴う頭痛 の場合は、すぐに救急車を呼んでください! さいごに さて、いかがでしたでしょうか? 今回は『危険な頭痛チェックリスト』をご紹介させていただきました。 今回ご紹介した頭痛は命の危険があるものもありますが、日常的に経験する多くの頭痛は命の危険まではありません。 しかし、危険ではないとしても頭痛は非常につらいものです。 何もする気が起きなくなることもあるでしょうし、仕事や家事、育児の効率が著しく低下し、生活に支障をきたすことも少なくありません。 頭痛には、200~300程の種類が存在しますが、各々に対処法があります。 まずは、自分の頭痛がどの種類の頭痛なのか、頭痛外来や専門の先生に相談することが重要です。 そして、自分に合った対処法を見つけ、改善に向けて一歩ずつ進んでいくことが望まれます。 著者:武藤 雅英 出版社:主婦の友社 筆者プロフィール 武藤 雅英 むとう鍼灸整骨院 院長 早稲田大学卒業後、柔道整復師・鍼師・灸師の国家資格を取得 整形外科や鍼灸整骨院での研修後、2012年、東京都大田区田園調布に 「むとう鍼灸整骨院」を開業 『首の痛みと肩こりは自分で治せる』(主婦の友社)を出版し、Amazonランキング 1位を獲得 元 日本水泳連盟医・科学委員会レース分析スタッフ 元 競泳オリンピック強化指定選手専属トレーナー 大学との共同研究で、院で指導しているセルフケアの効果を実証
筆者プロフィール
武藤 雅英
むとう鍼灸整骨院 院長
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