最近ではスイミングやサッカー、運動教室と幼少期の頃からでもスポーツを始める子どもが増えてきました。 今回は子どものスポーツに伴う運動障害について解説していきます。 成長期にスポーツ障害が起こりやすい訳 子どもは生まれてすぐから高校生ぐらいまで身長がぐんぐん伸びていきます。 特に成長期とよばれる小学校の高学年から中学生にかけての時期は、身長や体重が急激に伸びたり、増えたりしやすい時期です。 このように骨がまだしっかり定着していない時期に過激な運動をする事によって、骨がずれたり、骨折や捻挫、打撲を引き起こしやすくなってくるのです。 後遺症を残さないためにも気づいたら早めに処置を 子どもに多いスポーツ障害としては、骨折や打撲、突き指、捻挫の他にも剥離骨折、疲労骨折、オスグット病、、シーバー病、野球肘などがあります。 どちらにしても子どもがどこか痛みや動かしにくいといった事を訴えてきた場合には、早めに処置する事が大切です。 それはそのまま放っておくと、大人になってからもずっとその後遺症を引きずるケースもあるからです。 オスグット病は膝の下のお皿の下の骨が突出して痛みが起こります オスグット病というのは、サッカー、バスケットボール、野球、バレーボール、テニスといったスポーツをしている子どもによく見られる症状で、膝下の脛骨粗面の部分がまだ軟骨が弱いのに過剰な運動によってその部分を酷使する事によって、お皿の下の骨が突出してきて痛みます。 片方の足にばかり負担のかかる動作ばかりしたり、体が固かたかったり、激しい運動後に疲労回復する前にまた同じ部分を使いすぎてしまうといった方が多く発症します。 痛みがなくなればまた運動を再開できますので、ひどい痛みを生じる場合には、早めに専門医に診てもらいましょう。 シーバー病になるとかかとに痛みがでます シーバー病とはかかとの痛みを生ずる踵骨骨端症の事で、だいたい8~12歳といった年代の子どもに多くみられる症状です。 特に男子に多いのですが、この時期に活発に運動する事によって慢性的にかかとに負担がかかっていく事から生ずる場合が多いようです。 人によってはアキレス腱やくるぶしの周辺、足裏全体が痛くなることもあります。 踵のやや後下方から足底部分に痛みを生じたら、シーバー症の可能性が高いです。 踵にはアキレス腱といった大切なパーツがある箇所なので、痛みをそのまま放っておかずに早めに専門家にみてもらうといいでしょう。 まとめ いかがでしたか?上に挙げた2つはほんの一部ですが、成長期だからこそ起こりやすいスポーツ障害はいくつもあります。 お子さんを持つ方は何か子どもの体に異変が起きた時には早めに対処してあげる事が大切です。
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