腰痛は高齢化社会になったことや、利便性の高い世の中になった為に運動する時間が減ることから起きています。ところが予防や改善に運動をはじめても、治らない・しびれが起きてしまう人が増えています。腰痛だけでなく、どうしてしびれが起きるのか?その原因を探ります。 腰痛から現れるしびれの原因 腰痛からしびれを起こすのは、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアの初期症状があります。これらは神経が圧迫されたり触れたりする為に起こりますが、痛む腰ではなくお尻や脚、指先に起こるのが特徴的です。 痛みや筋肉の緊張が慢性化すると、腰ではなくお尻から脚に掛けてしびれを起こしていきます。これは末梢神経が傷ついてしまうからで、傷ついた腰から痛みの信号が脳に伝わりジンジン痛んだりしびれが起きるわけです。 腰痛のメカニズム 腰痛の原因は挙げればきりがありませんが、主なものは神経根の炎症、狭窄によるもの、椎間板疼痛や関節炎があります。この痛みやしびれも発生する場所が違っていて、狭窄の場合には腰痛に現れて悪化すると座骨神経痛となり片側の脚の後ろにしびれが起きます。関節炎も腰の下からお尻、片足のふくらはぎあたりまで起きますし、椎間板ヘルニアになると痛みとしびれが同時に現れます。 椎間板ヘルニアで考えると、線維輪に守られている髄核がはみ出してしまい外側の神経根を圧迫するので痛みやしびれが起きるわけです。神経根は左右に分かれているので、左が痛めば左にヘルニア症状が現れてくるのです。狭窄にしても神経の圧迫により血行が悪くなる事で腰から下への血液の流れがどんどん悪くなりますから、座骨神経痛となりしびれを伴います。 ぎっくり腰のように、自然に痛みが治まる腰痛ではしびれが起きることはありません。腰痛からしびれが起きる原因は、8割が神経圧迫によるものです。 どのタイミングで受診するか いきなり腰が痛くなる、座骨神経痛のように腰から脚が痛むような場合は安静にして1週間で改善されなければ整形外科や治療院に行きます。。痛みで直ぐには動けなくても、安静にして1週間たっても症状があるのなら、一度専門家にみてもらうといいでしょう。 まとめ 腰痛からくるしびれは、殆どが腰の神経の圧迫です。無理な姿勢を取らず、安静にしたり軽く動いて治れば問題はありませんが歩けない程のしびれになれば直ぐに整形外科や治療院に行くことおすすめします。 治療院によっては、痛み・痺れを専門にしてやっているところもあります。よく調べてから納得のいきそうな院を選ぶといいでしょう。 しかしながら、腰痛を持っている人は日頃から予防の為にもストレッチや運動で腰回りを鍛えておくのが一番良い方法です。
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