ふくらはぎが痛くて医療機関で診てもらう場合、一般的に多くの人が整形外科を受診しているようです。ふくらはぎの痛みの原因は様々です。 スポーツ後や長い距離を歩いた場合など筋肉疲労が原因と自分でわかるような一過性の筋肉の痛みはあまり迷うことなく整形外科や治療院に行くかと思います。しかし、不安を覚えるようなふくらはぎの痛みの場合、つまり何週間も継続している痛みの場合や明らかに筋肉痛ではないと自己判断できる鋭い痛みの場合、持病のある場合などは、整形外科でいいのか迷ってしまいます。 そんな場合は<総合診療科>をお奨めします。 原因がわからない患者や持病のある人には総合診療科が適しています 専門性を考慮した現在の診療科目は細分化されすぎているため、疾患の原因がわからない初診の患者や持病がある患者などは迷ってしまいます。そんな患者を多角面から総合的に診察しているのが総合診療科です。 総合診療科は<総合診療専門医>と資格認定されたドクターが診察します。一般の診療科を受診した場合、疾患の原因が他の診療科の専門であれば、そちらの診療科に患者を紹介して治療も紹介した診療科が行います。 しかし、総合診療科は、患者の疾患だけではなく、患者の精神的ダメージのケアをしてくれるなど、トータル的に患者をケアしてくれる診療科です。 整形外科とは内臓以外の運動組織を診てくれる診療科です 整形外科とは、内臓以外の運動分野を司るからだの組織全般の治療を行う診療科です。また、スポーツなどによる怪我やスポーツ障害などの治療を専門に行うスポーツ整形外科という、より専門性の高い整形外科もあります。 治療院で改善するケースもあります 整体や接骨院、鍼灸院などの治療院は整形外科とは違い、レントゲン検査や手術、投薬はできませんが、改善のための施術を受けることができます。中には病院では手術しかないと言われていた症状を、整体などで改善することができたというケースもあります。 からだの歪みを整え、筋肉の調整などを行うことでふくらはぎの痛みが改善するケースがありますので、治療院も選択肢に入れてみるのもいいでしょう。 まとめ 血液検査やレントゲン写真、神経反射テスト、触診、問診などの結果をドクターが総合的に判断してふくらはぎの痛みの原因を特定します。原因がわからなければ、的確な治療は受けられず<とりあえずこれで様子を見ましょう>といった、ドクターの経験に沿った一時対応の治療しか受けられないケースもあります。 原因究明には患者とのやりとり問診が重要となるので、痛みが始まった時期や症状、既往歴、生活習慣などを正確に伝えることが大切となってきます。原因を明確にして痛みの根本となる原因の治療と共にふくらはぎの痛みが根治できることが最善の治療法となります。
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