整体の施術をはじめて受ける人に、好転反応とよばれる症状がでることがあります。好転反応とは、体質が急にかわるときに現われる不快な症状で、施術の後にだるくなったり眠気が襲ったり、痛みがでることがあります。体質が十分に改善されると、好転反応もおさまります。 好転反応は、体の異常をしめすものではありません。この症状に驚いて、すぐに施術を中止するのではなく、一度施術をしてくれた先生に症状を話し、調整しながら施術を行ってもらうようにしていくといいでしょう。ただ不快症状があまりに長くつづくようであれば、ほかの病気が影響している可能性もあります。この場合は施術を一度中断して、症状が酷い場合には医師に相談することをお勧めします。 体の代謝が良くなるときに好転反応がでます 整体院では、関節や骨のゆがみを正したり、筋肉のこりをほぐしたりする治療が行われます。手技で体の各部位を整えてもらうと、まず血流がよくなります。この効果はしばらく続き、2、3日たつと全身の新陳代謝もあがります。 このときに体に現われるのが好転反応です。血流量の急な増加に体がついていかず、不調や不快感がでます。体のゆがみの大きかった人ほど、はげしい好転反応がでるといわれています。ただ好転反応をまったく感じない人もいます。不快症状がでなくても、整体に効果がないというわけではありません。 驚かなくてもいい!主な好転反応とは 好転反応を体の異常と勘違いして、整体の施術をやめてしまう人もいます。好転反応期は、代謝のいい体質に全身が慣れるまでの準備時間です。この時期を乗り越えると、不快症状は多くの場合は解消していきます。 好転反応にはいくつかのパターンがあります。あわてなくてすむように、整体に通う前におもな好転反応を覚えておくといいでしょう。もっともポピュラーな好転反応は、だるさや眠気です。血流が増え、副交感神経が興奮した状態がつづくことでこれらがおこります。施術箇所に痛みを感じたり、吐き気や下痢がでたりする人もめずらしくありません。 好転反応?症状が長びく場合は相談しよう つらい症状を必要以上に我慢することはありません。日常生活や仕事をつづけられないほど激しい反応がでたたら、担当の施術者にすぐに相談しましょう。 好転反応がでる期間はさまざまです。整体の通院ペースをあげることで、好転反応の期間を短くできることもあります。 1ヶ月近くも不快感がつづく場合は、その症状は好転反応ではないのかもしれません。気をつけたいのは、別の病気のサインを好転反応だと思い込んでいるケースです。不快症状が長すぎる場合は、他院でセカンドオピニオンをうけるのもいいでしょう。 まとめ 好転反応とは、整体施術によって、体が快方へむかうときに現われる症状です。好転反応は不快なものですが、一時的だという特徴もあります。不快症状が長すぎる場合やがまんできない場合は、担当の施術者や医師に相談しましょう。
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