こんにちは! さかいクリニック代表の酒井慎太郎です。 コラム第2回目の今回は、関節が痛む時の対処法と、冷やしてはいけない3つの関節についてお話したいと思います。 関節も筋肉も冷えてしまうと本来の機能をしっかりと果たすことができません。 日ごろから体の関節を冷やすような生活習慣をしていると、関節の動きが悪くなったり、 関節に痛みが出てきてしまうのです。 もともと関節にトラブルを抱えている方などは、余計に痛みがひどくなってしまう場合もあります。 そこで大切になってくるのが、関節を冷やさないこと。 人間の体には、特に冷やしてはいけない重要な3つの関節がありますので、しっかりとガードするように心がけてください。 首・腰・膝を冷やすな!重要3関節を冷やさないようにする方法 関節に痛みを出さないためには、服装に気を付けることが大切です。 特に女性はスカートではなくパンツルックにしたり、おへそを出さないようにすること。 そして、首を冷やさないように、胸元が広くあいた服ではなく、タートルネックなどを着用することです。 さらに、外気温が下がる季節などは、マフラーやネックウォーマー・スカーフで頸をガードしたり、 肩掛けやひざ掛けなどで、重要な3関節が冷えるのを防ぎましょう! ポイントは圧痛点を温めること!冷やさない工夫だけではなく「温める対策」を取ろう 関節が冷えないようにするだけではなく、温める工夫も大切です。 ポイントは「圧痛点」と呼ばれる、痛みの出やすい場所を温めること。 携帯カイロや張るホッカイロなどを使うのも効果的です。 温めると効果的な関節の場所は、首なら「首の後ろ」と「耳と鎖骨の間」。 腰なら「腰椎」と「仙腸関節」にあたる場所。膝は「膝の内側の少し下」です。 関節が痛むときは冷湿布?それとも温湿布? 関節に痛みを感じたときに湿布を張ろうとする人が多いようです。 しかし、湿布を張る時に冷湿布を張ればいいのか、温湿布を張ればいいかわからない人が多いようなので、 ここで解説をしておこうと思います。 関節の痛みには、基本的に温湿布を張るようにしてください。 また、温湿布のかわりにカイロを使って関節を温めることも効果的です。 あまり知られていないことではありますが、温湿布よりもカイロのほうが温める効果は高いのです。注意点としては、低温やけどを避けるために、長時間の使用をさけることです。 このように、関節が痛むときには温湿布が基本ではありますが、1つだけ冷湿布を張ったほうがいいケースもあります。 それは、関節の部分に「腫れ」や「炎症」が見られる場合です。 冷やすことで痛みが和らいでいきますので、しっかりと痛みの出ている部分がどうなっているのか見てから、 温湿布を張るか、冷湿布を張るかを判断するようにしてくださいね。 まとめ さて、いかがでしょうか? 関節は体の中でも特に大切な部分です。 特に今回お話させていただいた「首・腰・膝」という重要な3つの関節を冷やさないようにしていきましょう! 万が一、関節に痛みが出てきてしまった場合は、服装に気を付けたり、湿布やカイロを効果的に使ったセルフケアを試してみてくださいね。 荷重関節をゆるめれば「腰・首・ひざ」の痛みの9割は自分で治せる! 著者:酒井慎太郎 出版社:講談社 筆者プロフィール 酒井慎太郎 さかいクリニックグループ 代表 柔道整復師。中央医療学園 特別講師 朝日カルチャーセンター講師 池袋コミニティカレッジ・学研カレッジの講師 独自で考案した『関節包内矯正』で、1日170以上の患者の施術を行う。常時予約は1年待ち。 TBSラジオ『大沢悠里のゆうゆうワイド』や東京MXテレビ『うたなび!』ではレギュラーコーナーを、千葉テレビ『Sシート』では司会を務める。患者様には高橋由伸さん(野球)、内藤大助さん(ボクシング)佐々木健介さん(プロレス)など有名人多数。 著書『腰痛は99%完治する』(幻冬舎)、『酒井慎太郎の腰痛おさらば塾』(講談社)など50冊以上。
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筆者プロフィール
酒井慎太郎
さかいクリニックグループ 代表
柔道整復師。中央医療学園 特別講師 朝日カルチャーセンター講師
池袋コミニティカレッジ・学研カレッジの講師
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