慢性的な肩こりに悩まされている時に、同時に体の冷えに気付くことはありませんか。 そういった場合には、冷えを改善することで肩こりが改善できるケースもあります。 肩こりと関係のある冷えには、原因によっていくつかのタイプがあるようです。 まずは冷えのタイプについて見てみましょう。 もっとも多いのは筋肉が原因の冷え! 肩こりと関連性のある冷えの中でもっとも多いのが、筋肉に原因があるものです。 筋肉には熱を発生させる働きがあるのですが、筋肉不足の方は発生する熱の量も少なくなって体の冷えを感じやすくなります。 とは言っても、女性は男性に比べて筋肉が少ないですし、年齢とともに筋肉も徐々に減って行きます。 さらに、長時間同じ姿勢を継続して体への刺激が少なければ、当然使わない筋肉は衰えていきます。 生活習慣による血行不良も冷えの原因! 肩こりを引き起こす冷えの原因は、喫煙によって血管を細くして血行を悪くしてしまうことにもあります。 同じように血管が細くなって血行が悪くなるのには、糖尿病や高血圧、動脈硬化症などの生活習慣病が関係していることもあります。 他には、同じ姿勢を長時間続けていることも、筋肉の緊張から血行不良が起こる原因となります。 血行不良による冷えを予防するためには、喫煙を控えめにして血糖値や血圧を上手くコントロールすることが大切です。 神経による冷えが肩こりを引き起こすこともある! 神経による冷えも肩こりの原因となるのですが、具体的には交感神経の緊張が考えられます。 多嚢胞性卵巣症候群 や甲状腺機能低下症などの病気、偏頭痛などが、交感神経の緊張を引き起こしていることがあります。 また、ストレスも交感神経を過度に刺激し、血管を収縮することで血行不良を引き起こします。 仕事や家庭、人間関係、環境の変化などのやむを得ないストレスを、上手に処理する力を身に付けることも大切な冷え対策です。 ビタミンや温野菜を摂取して、適度な運動を心掛けること 肩こりの原因となる冷えを対策するためには、まずは血管の老化による衰えを防止して血行を良くするビタミンを積極的に摂取しましょう。 ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEなどを豊富に含む食品の他、温野菜を摂るのがお勧めです。 血液を循環させるポンプ作用を整えるために、適度な運動によって毛細血管を拡張して筋力を付けるのも冷え対策になります。 他には、体内の熱を体外に放出させないよう、お腹や腰を中心に温かい服装を心掛けると、手足などの体の隅々まで血液が循環しやすくなります。 まとめ 冷えを改善することで肩こりが緩和されるケースがあります。 冷えには筋肉、生活習慣、神経などの様々なところに原因が潜んでいます。 まずは、自分の冷えの原因に合った対策を考えてみることで、健康的な生活を心掛けることが大切です。 血行を良くして体を温める作用のある食品を積極的に摂取したり、適度な運動で筋力を付けたり、お腹や腰を中心に温めるなどの対策を実践してみてください。
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