しびれと言っても様々な痺れがあり、どういう時にしびれ外来を利用したら良いのか悩むことはありませんか。 正座をしていたり、長時間足に負担のかかる姿勢をしていてしびれるのは、健康な方でもよくあることです。 ただ、しびれの中には何かの病気や怪我などが関係しているものもありますし、明らかに酷いしびれでも原因がはっきりしないこともあります。 では、しびれ外来は一体どういう時に利用すれば良いのでしょうか。 脳や脊髄の障害が考えられるしびれの症状をチェックしてみよう! まずは、しびれ外来にかかる前に、次のような症状の有無をチェックして脳や脊髄の障害の可能性をチェックしてみましょう。 「起床時に手のしびれがある。」 「ペットボトルの蓋が開けにくかったり、箸が持ちにくかったり、字が上手く書けなかったりする。」 「肩から肩甲骨にかけての部分、お尻、大腿の外側などでしびれや痛みがある。」 「階段の上りよりも下りの方がきつい。」 「長時間歩いていると足がしびれて前に出にくくなるが、暫く休めば再び歩ける。」] このような症状があれば、脳や脊髄の障害によるしびれの可能性があります。 脳や脊髄の障害として考えられる病気には、命の危険性のあるものも! 脳や脊髄の障害として考えられる病気には、次のようなものがあります。 脳梗塞や脳腫瘍などの脳の病気、頚椎ヘルニアや頚部脊柱管狭窄症、頚椎症などの頚椎の病気、腰椎ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの腰の病気、脊髄腫瘍、そして胸郭出口症候群、手根管症候群などです。 中には命の危険性のある病気もありますので、心配な場合には早めにしびれ外来でしびれの原因を特定した方が良いでしょう。 1つの科にして神経系を全体的に診察できるしびれ外来にかかるのが効率的! 今感じているしびれの症状に不安を抱えている方は、しびれ外来で原因を特定するのが安心かも知れません。 ただ、しびれの原因には脳や脊髄など色々な原因が潜んでいて、ちょっとした検査を受けるだけでは原因の特定が難しい場合も考えられます。 ですので、1つの科を受診するにしても、脳から手足にかけて神経系を全体的に診察してもらえるしびれ外来を上手に選択するのが効率的です。 様々な部分の検査を受けることに抵抗がある方もいるかも知れませんが、検査を受けて異常が無いことが分かれば気持ちが安心するはずです。 万一異常が見つかった場合でも、早期治療に取り組むことが出来ます。 しびれ外来では神経学的診察の他、血液検査やMRI検査なども行う! しびれ外来で行う検査には、まずは脳神経や感覚神経、運動神経などの神経、腱反射や協調運動などの神経学的診察があります。 それから、血液検査、頭から腰にかけてのMRI検査、脳脊髄液検査なども行います。 さらに、感覚神経や運動神経の伝導速度を確認する電気生理学的検査も行います。 これらの検査から脳や脊髄、末梢神経まで幅広く異常を確認して、適切な治療方法を見付けます。 まとめ ちょっとしたしびれはどんなに健康な方でも起こるものですが、特に日常生活に支障が出るようなしびれの場合にはしびれ外来で原因を特定するのが良いでしょう。 しびれには脳や脊髄の障害が関係していることもあり、しびれ外来では神経学的診察や神経の伝導速度、脳や脊髄の異常の有無まで幅広く診察します。 しびれ外来では、様々な角度から病気の可能性を確認することができ、適切な治療に役立てることが出来ます。
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