今回は、変形性膝関節症の時のストレッチについてご紹介したいと思います。 そもそも、どうして変形性膝関節症にストレッチが有効なのでしょうか。 それは、変形性膝関節症が進行すると膝の動きが悪くなり、膝が伸びにくくなるといった症状が出てきますが、ストレッチすることによって、関節・筋肉などの柔軟性をつけ、膝を曲げたり伸ばしたりを行いやすくなるからです。 変形性膝関節症になってしまった人も、これから予防をしたい人も、毎日のストレッチを習慣にしていきましょう。 変形性膝関節症の予防ストレッチ ストレッチ1 このストレッチ は自分の体重を利用してももの付け根 と膝を伸ばします。毎日、片足5分ずつ行ないましょう。 ①うつぶせになり足を開きます。 ②膝の下に柔らかいボール、または座布団やタオルを置いて膝を床から20 ~30cm高くします。 ③その姿勢のまま5分間維持し、反対の足をおこないます ストレッチ2 膝を曲げる筋肉(太ももの裏側の筋肉)を滑らかにするプログラムもあります。このストレッチは、予防だけでな、変形性膝関節症になってからもできるストレッチです。 ①脚を広げて座り、片方の脚を曲げます。もう片方の脚を伸ばします。 ②背筋を伸ばしたまま、伸ばした脚の方向に体を曲げていきます。そのまま、15秒間静止します。 ③2の動作を10回位繰り返し、反対側も同じように行います。無理のないように自分のペースで 行いましょう。 ストレッチ3 ◇太ももの筋肉のストレッチング ・うつ伏せに寝て脚を伸ばします。 ・片足を曲げ、つま先付近をつかみ痛みのない範囲でお尻に引き寄せます。 ・この状態で10秒キープ ・反対側の脚も行います 上記3つのステップを5~15回行ないます。 ※横向きや立った状態で行ってもOK! ストレッチ4 ◇ふくらはぎとアキレス腱のストレッチ方法もご紹介します。 ・壁の前に壁に向かって立ちます。 ・前後に足を開きます。 ・前の足の膝を曲げます。 ・ゆっくりと前の足に体重をかけながら、後ろ足のふくらはぎを伸ばします。 ストレッチの注意点 ◇変形性膝関節症のリハビリにはストレッチがとても効果的。しかし、やり方を間違えるとストレッチも逆効果になってしまいます。 ◇変形性膝関節症のストレッチを行う時は、無理をしないでゆっくり行いましょう。それが大切です。 ◇変形性膝関節症を悪化させないように、負担のないストレッチを行いましょう。痛みが強くなったら、 様子をみましょう。 ◇少しずつでもいいので長く続ける事が大切です。
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