「かかと骨が出てるから、やたら靴に当たって痛い。」と言うようなことはありませんか。 この症状はハグランド病である可能性があります。 では、ハグランド病がどういう病気なのか、どうやって対処したらよいのかを見ていきましょう。 ハグランド病はアキレス腱の付け根の滑液包の炎症 かかと骨が出てるハグランド病は、アキレス腱の付け根部分、かかとにこぶのような膨らみが出来る症状です。 アキレス腱の付け根部分には、「滑液包」と言う関節の動きをスムーズにする部分があります。 この部分が何らかの刺激を繰り返し受けることで圧迫されて、炎症による痛みが起こります。 ただ単にかかとの炎症のみが起こる訳ではなく、他に骨が隆起したり軟部組織が膨らんだりなどの症状を併発することもあります。 ハグランド病は元々の足の形、靴などが原因で起こる! ハグランド病はスポーツを習慣としている方に多い病気で、運動中に靴でかかとに負担をかけることが原因と考えられています。 スポーツを習慣としていない方でも、自分の足の形が靴と合っていないために、かかとに摩擦や圧迫などの刺激を受けることがあります。 また、普段硬めの靴を履いている人も、かかとの骨が出てるハグランド病になりやすい傾向にあります。 ハグランド病を予防するには、かかとが当たらないような靴の工夫を! 元々かかと骨が出てる訳でもなく、靴を履くとどうしてもかかとが靴に触れてしまうなんていう人もいるでしょう。 こういう人は、このままの状態を放置しておくと、いつかハグランド病を発症してしまうかも知れません。 予防対策としては、かかとが当たらないような靴、かかとが当たっても刺激にならないような柔らかめの素材の靴を選択することが大切です。 また、かかと部分にパッドを入れて、刺激を抑える工夫をするのも効果的ですし、あるいは、いっそのこと、かかとのないサンダルを履いて過ごすのも良いでしょう。 病院では軽度の場合は消炎鎮痛剤、酷い場合には手術の可能性も! ハグランド病で病院にかかると、軽度の場合は消炎鎮痛剤を処方してもらえることがあります。 薬を飲みながら安静にしていれば、症状が改善することがあります。 しかし、ハグランド病の症状が悪化して重度になってしまうと、手術が必要になることもあります。 まとめ かかと骨が出てることに気付いたら、ハグランド病でかかと部分で炎症が起こっているかも知れないと考えた方が良いでしょう。 ハグランド病は元々靴にかかとが当たりやすい足の形をしている方、かかとが硬めの靴やヒールなどの負担のかかりやすい靴を履く方に起こりやすい病気です。 重症化させてしまうと手術の必要性も出てきますので、早い段階でかかとに負担がかからないような靴を選んで対策しましょう。
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