ドケルバン腱鞘炎は一度なってしまうと、手首を安静にしない限りはどんどん悪化してしまう厄介な症状です。 日常生活ではどんなに些細な動作でも、ドケルバン腱鞘炎の患部となる手首を使用することが多いのです。 治療に期間がかかることは分かっていますので、出来ることなら発症する前に予防できるのがベストです。 では、ドケルバン腱鞘炎を予防するためには、一体どうしたら良いのでしょうか。 姿勢が良い人、十分に睡眠が取れている人は、ドケルバン腱鞘炎になりにくい! 「同じように手首を使用しているはずなのに、ドケルバン腱鞘炎になる人とならない人がいるのは何故?」と思うことはありませんか。 まず、ドケルバン腱鞘炎になる人とならない人の違いとして、作業をする時の姿勢の良し悪しが考えられます。 猫背姿勢では正しい姿勢に比べて、肩とか背中ばかりではなく作業中に使用している手首の筋肉や関節にまで強いダメージが及びやすくなります。 また、「仕事が忙しくて帰りの時間が遅く、十分な睡眠も取れないまま翌日の出勤。」となると、手首の筋肉や関節の疲労をどんどん翌日に持ち越してしまうことになります。 ドケルバン腱鞘炎に治療期間は数週間はかかることが多い! ドケルバン腱鞘炎は一度発症してしまうと、治療に長い期間を要します。 短い方でも数週間、重症な場合には数ヶ月以上もかかってしまうことがあり、手首の痛みにとどまらず症状が肩にまで及ぶこともあります。 ドケルバン腱鞘炎は主に手首の症状なのですが、腕が全体的にだるくなったり、肩こりや首こりなどの症状を引き起こすこともあるのです。 このように考えると、やはり発症を予防するのが一番、万一発症してしまったら早めに治すことを考えた方が良いでしょう。 簡単なチェックでドケルバン腱鞘炎の可能性を知ろう! ドケルバン腱鞘炎の予防対策を行う前に、簡単なチェックでドケルバン腱鞘炎の可能性を知りましょう。 まずは、手の甲は上に向けた状態で、床と平行になるように両腕を前に伸ばしましょう。 次に、手の平を上に向けてみて、もし手の平をひっくり返しにくかったり動かし方が左右で異なる場合には、肩周辺や腕が疲れている可能性があります。 さらに、時計の秒針に合わせてグー・パー・グー・パーをリズム良く行ってみましょう。 動きがスムーズに行かなかったり、手をパーにした時に痛みや違和感があったり、指で音がしたり、5回繰り返すと疲れを感じるなどと言うことはありませんか。 このような場合には、手首に負担がかかっており、筋肉が緊張してしまっている可能性があります。 簡単なチェックでドケルバン腱鞘炎の可能性を感じたら、早めに手首を休める生活を! ドケルバン腱鞘炎の可能性を知る簡単なチェックを行って、万一手首に違和感を感じた場合には早めに予防対策を行うのがベストです。 ドケルバン腱鞘炎の疑いがある場合には、手首を使わないに越したことはありません。 仕事や家事、育児でやむを得ない場合には、少しでも手首を使わない時間を増やしたり、他の人に代わってもらえることは代わってもらうなどするのが良いでしょう。] 十分な睡眠を取るよう心掛けて、手首の筋肉の緊張を回復させる時間を増やすことも大切です。 どうしても手首を動かす必要がある場合には、サポーターやテーピングを利用するのも患部の負担を軽減するのに効果的です。 まとめ ドケルバン腱鞘炎の予防対策には、手首を使う時間を減らすに越したことはありません。 ただ、同じように手首を使用していても、正しい姿勢や十分な睡眠でドケルバン腱鞘炎にならない方もいます。 万一ドケルバン腱鞘炎の可能性を感じたら、このようなことと同時に、手首への負担にならない生活を心掛けるのが良いでしょう。
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