足の指の付け根で痛みを感じるとしたら、痛風かも知れません。 あるいは、モートン病の可能性も考えられます。 いずれにしても痛みを感じ始めたら早い段階で、出来ることなら専門家に相談してみた方がいいでしょう。 では、痛風やモートン病の症状の特徴について見ていきましょう。 親指や中指の付け根、夜中から明け方にかけての急な発作が痛風の症状の特徴! 足の指の付け根の中でも、親指や中指の付け根を中心に痛みを感じませんか。 症状が酷い方の場合には、足の踵、甲、アキレス腱周辺、くるぶし、膝などの他、肩、肘、手の指にまで痛みが及ぶこともあります。 痛みは夜中から明け方にかけて数時間起こることが多く、その後は患部の腫れや発熱、皮膚の変色、倦怠感などの症状を伴うことがあります。 このような苦しい症状は早くて数日、遅くとも1週間で改善することが多いものの、今後も繰り返すことが多いものです。 痛風の原因は生活習慣や怪我、手術などにあることも! 足の指の付け根で痛みを感じる痛風の原因には、様々なものが考えられます。 過度なアルコールやプリン体の多い食品の摂取、食べ過ぎなどによる高尿酸血症は、痛風を引き起こす原因としてもっとも多いものです。 他には、ストレスや怪我、手術などが関係していることもあります。 特にこれらの原因の場合には、高尿酸血症に気付かずに症状を悪化させてしまう危険性が高く注意が必要です。 中指や薬指の付け根で痛みや痺れがあれば、モートン病の可能性も! 足の指の付け根の中でも、中指や薬指の付け根で痛みや痺れを感じることはありませんか。 指先の感覚が鈍くなる、麻痺するなどの症状を感じる方もいるかも知れません。 あるいは、酷い方だと歩くことが出来なくなったり、「神経腫」と言う神経にこぶのようなものが出来る方もいます。 このような症状は、モートン病の可能性があります。 靴や足に大きな負担をかける生活がモートン病の原因! 足の指の付け根の痛みを引き起こすモートン病の原因としてまず考えられるのが、靴です。 ハイヒールやサイズの合わない靴などは、足に負担がかかりやすいものです。 爪先がゆったりめの靴に足底パッドを使用すると、少しでも足への負担を軽減することが出来ます。 また、モートン病の原因としては、中腰での長時間作業、足に負担のかかりやすいスポーツなども考えられます。 まとめ 足の指の付け根の痛みは、親指や中指の付け根なら痛風が、中指や薬指の付け根ならモートン病が考えられます。 痛風には高尿酸血症が関係していることが多く、モートン病は悪化させると知覚障害や歩行困難に繋がることがあります。 いずれも早期に治療に取り組んだ方が良い病気ですので、少しでも症状が気になる場合には早めに原因を特定しましょう。
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