反り腰はそのまま放置しておくと腰痛を引き起こす恐れがあり、出来ることなら早めにチェックしておきたいものです。 これ以上反り腰を悪化させる前に気付くことができれば、きっと腰痛対策も万全に出来るはずです。 では、反り腰の自己チェックは、一体どのように行ったら良いのでしょうか。 反り腰は自然体でも反った状態の腰のこと! 反り腰をチェックしようにも、どういうふうになっているのが反り腰なのか分かっていない方も多いでしょう。 反り腰は、「出尻鳩胸(でっちりはとむね)」と言う言葉で言われることもあります。 胸は前に突き出た鳩胸で、上半身が前にのめり出ている分のバランスを保とうとお尻は後ろに突き出ているのが、出尻鳩胸です。 自分では全くそのつもりはなくても、自然体にして腰が反った状態が反り腰です。 腰付近の背骨に上半身の重みが大きくかかるのが腰痛の原因! 胸が前に出ていてお尻が後ろに突き出ているとしても、体全体ではそれなりに上手くバランスが取れているはずです。 にもかかわらず、反り腰が腰痛の原因となってしまうのは、通常は真っ直ぐの背骨が腰付近で急なカーブになってしまうからなのです。 しかも、反り腰はほとんどの場合一時的なものではなく、癖のようになっている方が多いでしょう。 日常的にこのような姿勢でいると、当然上半身の重みが腰付近の背骨に大きくのしかかりやすくなります。 頭から踵までのラインが一直線にならなければ反り腰の可能性が! 腰痛の原因となる反り腰は、次のようなポイントをチェックしてみると分かります。 「仰向けに寝るのが心地悪く感じたり、壁に背中を付けると壁と腰の間に握りこぶし1つ分以上の空間が出来たりしませんか。」 「くびれが無くポッコリお腹になっていたり、肩の位置が耳よりも後ろになっていたりしませんか。」 「ヒールの高い靴を履くのが日常的になっていませんか。」 このようなチェックポイントに当てはまる方は、頭から踵までのラインが一直線になっておらず、反り腰の可能性が高いです。 大殿筋を鍛えて反り腰による腰痛を予防しよう! 反り腰による腰痛を予防するためには、お尻にある大殿筋を鍛えるのが効果的です。 まずは、お腹の下にクッションが来るようにうつ伏せになってください。 そして、膝を曲げながら左右どちらかのお尻に力を込めて、足全体を出来るだけ上に上げます。 このまま5秒キープしてゆっくり下ろし、反対側の足も同じように上げてみましょう。 まとめ 反り腰は癖のようなもので、このまま毎日続けていくと上半身の重みが腰に集中して腰痛の原因になります。 ですので、早めに自己チェックをして、反り腰であることに気付いた方が良いでしょう。 反り腰を改善するためには、お尻の大殿筋を強化するエクササイズを習慣にするのが効果的です。
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