今年の夏は全国的に猛暑になり、各地で熱中症や夏バテで倒れられる方が続出いたしました。 気温が上がると不快指数も上昇いたします。 イライラする。集中力が低下する等、心身ともにストレスを感じてしまう要因です。 ストレスに関係している口呼吸 現代はストレス社会と呼ばれ、心の病が増えております。ストレス過多になると呼吸が浅くなり、自律神経が乱れます。 特に口呼吸は交感神経を優位にして、常に脳や体が緊張状態を起します。この結果多くの日本人が口呼吸になっていると言われております。 口呼吸にはデメリットがたくさん! 口呼吸は健康上デメリットがたくさんあります。通常呼吸をしていると、口呼吸では脳に酸素が40%しかいき届かないので、集中力が低下して、イライラなどの原因になります。また口呼吸をすると口の中が乾きます。 (口内乾燥)そうすると、黴菌やウィルスが繁殖しやすくなり、風邪やインフルエンザに感染する割合が高くなります。アレルギー性鼻炎や花粉症なども口呼吸でその症状がひどくなる事を医師等が研究で発表しております。 更には現在問題になっている夜間無呼吸症やいびきなども口呼吸を改善するだけで症状が快方に向かう方がおります。 口呼吸から鼻呼吸に変えてみよう! 薬局等でも口呼吸を防ぐテープ等が売れており、その呼吸習慣を変えるだけで、健康上のメリットがとても良い事がわかっております。 それではこうした口呼吸を改善するためには、どうしたら良いでしょうか? それは鼻呼吸に変える事です。鼻呼吸法は、古来日本でも密息法と呼ばれ、武道や呼吸法などで教えられてきた健康法です。鼻呼吸では90%以上脳に酸素が行き届き、さらには黴菌やウィルスを殺菌する効果があります。 そして鼻呼吸をする事で、自律神経がリラックするので、体が疲れづらくなり、ストレスにも強い体を手に入れる事ができます。 鼻呼吸で使われるのは実は片方の鼻だけ! 私はこの健康法を取り入れております。あまり知られておりませんが、私達が呼吸をしている時は片方の鼻しか使っておりません。これをインナーサークルと呼ばれ、4時間ごとに右と左の鼻を使い分けております。 このメソッドを利用して、片方ずつの鼻を抑えて、交互に深呼吸をする事で、自律神経のバランスを自分で整える事ができます。この呼吸法を夜に行うと、不眠症の解消や疲労回復に効果的です。 また、朝行うと目覚めがスッキリします。日中は眠気を消しさり、集中力を高める事ができます。鼻呼吸を毎日の習慣にして、健康増進をしましょう。 たった3分で弱ったカラダが復活する 真呼吸ストレッチ著者:清水真出版社:神宮館 筆者プロフィール 清水真 一般社団法人姿勢道普及協会理事長 日本メンターコーチング協会コーチ 手技塾札幌代表 日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター 整体師として延べ13万以上を施術。プロスポーツ選手(水泳五輪選手・プロ野球・プロサッカー・スノーボード女子選手等)の指導トレーナーとしても活躍。その経験から「姿勢を良くする健康体操」をテーマに著書を出版(4冊)。現在は企業講師・行政自治体講師・学校講師など全国で開催中。その傍らで、プロの治療家向けの手技塾。ブランディング講座。コンサル。マナー教育指導。ホスピタリティーコーチングなど業界の後進育成にも力を注いでいる。
1968
筆者プロフィール
清水真
一般社団法人姿勢道普及協会理事長
日本メンターコーチング協会コーチ
手技塾札幌代表 日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター
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