変形性膝関節症は温める?それとも冷やす? 「膝が痛い!もしかして変形性膝関節症かも?」 そんな時、膝を温めたほうがいいのか?それとも冷やしたほうがいいのか?を解説していきたいと思います。 膝に痛みがある場合は、温めたほうがいいという人もいますし、いやいや冷やしたほうがいいよという人もいます。 どちらを信じていいのかわからない。自分の症状に合うのはどっちかわからない。そんな方は、ぜひ今回の記事を参考にしてくださいね。 そもそも、変形性膝関節症ってどんな症状なの? 変形性膝関節症とは、膝関節の間にある軟骨というクッションが長年の生活や、運動をする中で擦り減ってしまい、膝に痛みが出てきてしまう症状です。 初期の変形性膝関節症では、軟骨がすり減ってくることで、膝の上と下の骨がぶつかり出し、関節炎が起こります。自覚症状がないことが多いようですが、足の曲げ伸ばしが辛くなったり、動く範囲が狭くなってしまいます。 そして、変形性膝関節症の進行期に入ると、膝を動かす時にクッションとなる軟骨が完全に擦り減ってしまい、膝を動かす時に、膝にある上下の骨がぶつかって痛みが生じます。立ったり座ったりという簡単な動きでも痛みが出てくるため、生活に支障が出てしまい、苦しんでいる方の多い症状です。 温める説 では、変形性膝関節症は温めたほうがいいのでしょうか?答えは、「多くの場合、温めたほうがいい」です。 変形性膝関節症の治療には、「保存療法」と「手術療法」という2つの方法があります。 この「保存療法」の中には、膝の患部を温めることで血行を良くして痛みを改善する「温熱療法」というものがあるのです。 温めることで、筋肉や関節をほぐして柔らかくなりますので、変形性膝関節症の痛みが一時的に収まることがあるようです。 冷やす説 温めるのとは逆に、変形性膝関節症は冷やしたほうがいいという人もいますが、これは間違いなのでしょうか?答えは、「冷やしたほうがいい場合もある」です。 一般的に変形性膝関節症の治療では、患部を温めることが多いのですが、膝が炎症を起こしている場合や、関節が腫れている場合などは冷やすことで炎症をおさえていきます。 まとめ さて、いかがでしたでしょうか。 変形性膝関節症の治療では、温めることも冷やすことも、どちらも場合によっては正解になるんですね。 膝の曲げ伸ばしの訓練・リハビリなどを行う場合には、温めることで関節や筋肉を緩めていきますが、膝が炎症を起こしている場合には、冷やすのです。 これは、変形性膝関節症に限ったことではなく、炎症が起きていて腫れている場合は冷やしたほうがよく、炎症がないなら温めることで症状が改善することが多いようです。 病院で治療を受けているけど、なかなか変形性膝関節症の痛みがなくならない。もう手術しかないと言われた。そんな時は、あきらめる前に一度、整体や整骨院・カイロプラクティックなど、東洋医学・手技療法での改善を試してみるものいいですね。
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