野球肩は一度なってしまうと治療に長い期間を要すると言われていますが、ストレッチで症状を緩和できる場合もあります。 野球肩になるとボールを投げるのが困難になり、野球を趣味や職業としてしている方にとっては苦痛以外の何ものでもありません。 ストレッチで野球肩を改善できれば、痛みと付き合いながら野球をするなんて言う必要は無くなります。 この機会に、野球肩の改善だけではなく、予防対策にも良いストレッチの方法を学んでみましょう。 野球肩のためのストレッチ動画3選 野球肩・野球肘予防改善のストレッチ 肩内旋ストレッチ ちょ~地味、でもよう効く肩のストレッチ 肩を内側に捻るストレッチ 野球肩を改善するための代表的なストレッチに、まずは肩を内側に捻るものがあります。 まずは、正座をした状態から、両手を出来るだけ前方の床に着いて膝まづくような姿勢を取ります。 そして、肩を入れたまま、20秒間キープします。 次に、右腕を斜め45度方向に真っすぐ伸ばして床に着け、腕を内側に捻りながら肩を入れて膝まづく姿勢を20秒間キープします。 この時左手は曲げて頭の横のあたりでバランスをとれる位置においておきましょう。 右の腕を伸ばしたら、もう片腕も同じように20秒間伸ばしてみましょう。 上体を反らしたり、胸を張ったりするストレッチも野球肩の改善に効果的! 野球肩を改善するためのストレッチとして、上体を反らしたり、胸を張ったりなどのストレッチも実践してみましょう。 まずは、うつ伏せ寝の状態から、両手を胸の前の床に付けて上体を上げて反らします。 この時、手は指先が体に向くようにして顎は意識的に上げ、腹筋が伸びていることも感じながら20秒間キープしましょう。 今度は床の上に真っすぐ立った状態で肩甲骨を寄せるようにして、両手を後ろで組みながら胸を張って20秒間キープします。 投球する手のストレッチも重点的に! 野球肩は投球する側の手で起こることが多く、投球する方の手のストレッチを重点的に行う必要があります。 まずは、両腕を上げて投球する側の肘を曲げて、反対の腕を使って肘を頭の真後ろに来るように伸ばして20秒間キープします。 そして、そのままの状態で体を横に倒して、肘を頭の方に引き寄せて20秒間キープします。 さらに、そのまま体を後ろに捻って、腕の後ろ側と体を伸ばした状態で20秒間キープします。 ストレッチはゆっくりと伸ばし、気持ち良い程度でキープして伸ばすことがポイント! 野球肩を改善するためのストレッチは、無理に反動を付けたり痛いくらいに伸ばせば高い効果が得られると言う訳ではありません。 むしろ、このようなストレッチを行っていては、野球肩を改善するどころか、かえって野球肩を悪化させてしまうことにもなりかねません。 時間をかけてゆっくりと少しずつ筋肉を伸ばすこと、気持ち良く感じることなどが、ストレッチのポイントです。 伸ばしている時には、ゆっくりと細く長く息を吐き、キープしている時は自然に呼吸を行うように心掛けましょう。 また、運動後や入浴後などの体が温まった時に行うと、より大きな効果が実感しやすいです。 まとめ 野球肩を改善するためにはストレッチが良い方法ですが、もちろん考えられるストレッチをやみくもに実践すれば良い訳ではありません。 くれぐれも野球肩を悪化させるストレッチにしないよう、無理なく時間をかけながらゆっくりと必要な筋肉を伸ばしていくことが大切です。 上体のストレッチ、投球する手のストレッチなどをバランス良く取り入れて、十分な効果が実感しやすいケアにしましょう。
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