「足がジンジンして痛い!」 「歩くときに、靴に当たって、親指の付け根が痛くなる。」 こんなお悩みをお持ちの方は、多いのではないでしょうか。また、こんな風に感じたことはないでしょうか? 「親指は昔から曲がっているのに、痛みを今まで感じたことがなかったです。でも、急に痛みが出始めたんです。」 こんな風に痛みを感じはじめる方が多く、変形していても、痛みがないときは、痛みが出ていないのです。 つまり、外反母趾は、親指が変形しているからといって痛みが出るわけではなく、変形していなくても、仮骨性外反母趾といって、変形がなくとも痛みがでる状態になることもあるのです。 外反母趾になったときは、この外反母趾の痛みが悪化しないようにするための、予防が非常に大事です。 痛みが出てから、変形がひどくなってからでは、改善にも時間がかかってしまいます。何事も早期に対処していきましょう。 そもそも、外反母趾とは?内反小趾とは? 外反母趾とは、足の親指が小指側に曲がってくるような状態になります。 この様になってくると親指の付け根の部分を地面に打ち付けてしまって、その部分が赤くなって炎症を起こすことで痛みが出てくるのです。 内反小趾とは、足の小指が親指側に変形して、小指の付け根にタコや魚の目が出来たり、骨が分厚くなることで、痛みが出る症状をいいます。 外反母趾の小指バージョンというイメージです。 内反小趾は、一般的にはあまり知られていませんが、外反母趾と同じぐらい多い症状なのです。 またその他には、親指以外の他の4本の指の付け根の部分も痛みが出てくることがあります。痛みの他にも、この指先を触ると痺れてしまうような感じがあったりすることがあります。 これは足の親指が、小指側に曲がって他の指を圧迫することによって痛みや痺れが出てくることが考えられます。 モートン病とも呼ばれる症状にも似ています。 外反母趾・内反小趾を悪化させないポイント1 外反母趾・内反小趾のような状態を悪化させない為には、関節の柔軟性を高め、筋肉の緊張を緩和させる、足指の運動を行っていきます。 外反母趾を改予防するには、その方に合った治療が大切で、テーピングや装具など方法は様々ありますが、基本的な、この方法だけでもまず試してみましょう。 この動画では、内反小趾については、詳しくお話していませんが、考え方は同じで、足指の関節をやわらかくすること、足指を使った正しい歩き方ができるようになってきます。 また、テーピングで足の指を開いて、足裏に本来あるアーチを作ることによって足の指を使って正しい歩き方を促す方法もありますが、自分でテーピングをするのは難しい場合がありますので、外反母趾・内反小趾を専門にしている院で、方法を教わるか、プロの方に見てもらうようにしましょう。 外反母趾・内反小趾を悪化させないポイント2 外反母趾・内反小趾を悪化させないポイント2として、正しい歩き方があります。 正しい歩き方というのは、足裏全体で着地して膝をやや曲げかげんにして無理のない歩幅で歩くことです。 無理にかかとから地面に着こうとするのは、踵や膝、腰への負荷が大きく危険です。 ここでいう、足裏全体で着地するというのは、踵でドシンと100パーセント着いてしまうと地面からの衝撃を全て膝であったり、踵あとは上部にある首などに負担を掛けてしまいますので、先ず足裏全体で着地するようなイメージで最後に体重を指にしっかりのせて歩くことです。 正しい歩き方は、細かくみるとたくさんポイントがありますので、まずは、踵でドシンと着くような歩き方だけは避けて、無理のない歩幅で歩くようにだけ意識してみましょう。 まとめ 以上のように、外反母趾と内反小趾を悪化させないポイントについてご説明してきました。 当たり前だと思われる簡単なことですが、このポイントがすごく大事なのです。 毎日少しずつでもいいので、足指の運動と歩き方を試してみましょう。 筆者プロフィール 谷 信弥 「生駒たに整体院」院長 奈良で唯一の「足のバランスを整える」施術で、様々な痛み不調を改善する整体院をしています。 来院される患者さんの7割は、「自律神経による不調」「足の痛み」でお悩みの方で、自律神経と足について、来院された患者さんが「なぜ、良くなったのか?」という現場でしか分からない本当の情報をお伝えできればと思っています。 自分自身が自律神経の不調を克服した経験を活かし、皆さんが好きなことやりたいことを実現するお手伝いができるよう、日々精進します。
筆者プロフィール
谷 信弥
「生駒たに整体院」院長
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