こんにちは! さっき急にふくらはぎをつってしまって 冷や汗をかいていた、 モズク治療院の新人整体師、小宮りんです。 みなさんもこの経験、一度はありますよね? ふくらはぎがつると、もうどうしようもない痛みに耐えるしかない・・・ 痛みをとめる方法があればと思いながら痛みがひくのを待つだけ・・・そんな人は多いかと思います。 早くこの痛みから解放される方法はないのか? そもそもなぜ、いきなりふくらはぎはつるのか?と疑問に思っている方もいるでしょう。 そこで今回は、ふくらはぎがつる原因と予防法についてご紹介していきたいと思います。 ふくらはぎがつる原因は? ふくらはぎがつる状態をこむら返りともいいます。 昔、日本では「ふくらはぎ」を「こむら」と呼んでいたためこの名称が今でも使われています。 この症状は、運動をしてる時や寝ているときなど、様々な状況で起きてきます。 この原因は一体どんなものがあるのでしょうか? ふくらはぎがつる8の原因についてみていきましょう。 ふくらはぎがつってしまったときの対処法 急にふくらはぎがつってしまった! そんなときに試していただきたい対処法を紹介します。 身体のことに関してプロフェッショナルな整体師さんや柔道整復師さんなどが解説している動画ですので、 ぜひ参考にしてみてくださいね。 足がつる(こむら返り)の時の対処法 こむらがえりの原因と対処法とは? 腰が冷える事によって起こるこむら返りの対処法! あしがつる(こむら返り)に効果のあるつぼ ふくらはぎがつる前に予防したい!そんな方に実践していただきたい動画5選 ふくらはぎがつって痛い思いをするのはもうたくさん!という方のために予防法をご紹介します。 ぜひ継続して行ってみてください。 寝ている時に足がつるの(こむらがえり)を防ぐ簡単マッサージ法 こむら返り簡単予防法 腹筋力が不要のふくらはぎ、すねのストレッチ体操 こむら返り予防のストレッチ 寝ている時のこむら返りを予防しよう! ふくらはぎがつる8の原因 1.栄養不足 ふくらはぎは栄養不足が原因でつることがあります。 つるとは、筋肉が痙攣をおこした状態です。足の神経が異常な興奮をすると、筋肉の痙攣の原因となります。 神経を異常興奮させる理由として、ビタミンB1の不足、カルシウムやマグネシウム、カリウムやナトリウムといったミネラル分の不足などが考えられます。 ビタミンB1は、体の神経の働きを正常に保つうえで欠かせない栄養素です。 これが不足すると手足の神経に異常が出やすくなり、ふくらはぎなど足の筋肉がつることもあります。 体内にある微量ミネラルは、尿や汗とともに体から自然に排出される栄養素です。 汗をよくかく夏場などは、気づかないうちに体がミネラル不足をおこし、ふくらはぎがつりやすくなります。 2.加齢 中高年になると、何もしていないときや就寝中にふくらはぎがつることが増えます。 若いころと比べて中高年の方の体では、足の筋肉量の減少と動脈硬化の進行がおこっています。 これらはどちらも、足の血流を低下させてふくらはぎの筋肉を痙攣させる原因です。 下半身の血流が低下すると、ビタミンやミネラルなどの栄養素が足へ十分に供給されなくなります。 このため日常生活のなかの少しの運動でも筋肉が疲労し、とくに運動をしていなくてもふくらはぎの筋肉がつることが増えると考えられます。 3.冷え 下半身への血流の低下は、筋肉自体の冷えによっても引き起こされます。 体温が低く冷え性の人や運動不足の人、1日中デスクワークで足をあまり動かさない人などは気をつけましょう。 こうした人は足の筋肉が冷えて血流が悪くなり、ふくらはぎの筋肉が緊張した状態になっているからです。 気温の低い冬のほうが、筋肉は冷えやすいのが一般的です。とはいえ冷房の効いたオフィスで仕事をする人は、季節を問わずこむら返りをおこしやすい状態にあるといえます。 4.足の血液不足 足の血流不足の原因として、中高年の場合は動脈硬化も考えられます。 動脈硬化とは、動脈の壁が分厚くなったり硬くなったりする疾患です。この病変が足の動脈におきると、下半身の血流が悪くなります。 足の血管に生じる動脈硬化は、閉塞性動脈硬化症とよばれます。軽症のときは足にしびれを感じる程度です。 しかし病状の進行につれて血流がますます悪くなり、ふくらはぎの筋肉が頻繁につるようになります。 一般には男性のほうが足の動脈硬化をおこしやすいといわれます。 しかし女性でもタバコを吸う人、脂っぽい食事が好きな人、高血圧の人、肥満気味の人は、動脈にダメージを与えやすいので注意が必要です。 5.脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア 脊柱管狭窄症または腰椎椎間板ヘルニアなどの初期症状として、ふくらはぎの筋肉がつりやすくなることがあげられます。 脊柱管狭窄症とは、腰の脊柱管が狭くなり、中の神経が圧迫される疾患です。 椎間板ヘルニアは、腰の骨の椎間板がずれる疾患です。飛び出した椎間板が、背骨内部の神経を刺激します。 どちらの疾患の場合も、腰から下に激しい痛みが生じます。そのため下半身の筋肉は強く緊張したままになり、血流も悪化します。 これらの原因で、ふくらはぎの痙攣がしばしば引き起こされると考えられます。 6.脳梗塞や脳腫瘍など命にかかわる危険な病気 脳梗塞や脳腫瘍などの疾患があると、ふくらはぎの痙攣がおきることもあります。 普通のこむら返りと違い、こうした疾患がある場合はこむら返りが慢性化することが特徴です。 脳梗塞とは脳の血管がつまる病気で、動脈硬化をおこしている人に多くみられます。 動脈硬化は、全身の血管で病状がほぼ同時に進行するのが特徴です。 脳梗塞の症状がでるころには、大抵の人は下半身の動脈もつまりやすくなり、血流が悪化しています。そのため脳梗塞の前兆として、ふくらはぎのつりが見られることがよくあります。 疾患の部位によっては、脳腫瘍の場合にもふくらはぎなどの足の筋肉につりが見られます。 腫瘍が原因で脳神経に突然刺激が加わり、手や足の筋肉が痙攣するからだと考えられています。 7.妊婦 妊娠後期になると、ふくらはぎがよくつるという妊婦の方が増えます。 妊婦のこむら返りは、骨盤が広がること、下半身の血流が悪化することなどによって発生します。 胎児が大きくなるにつれ、骨盤は左右に大きく広がります。 骨盤の広がりに合わせて足の筋肉も引っ張られるため、これを元に戻そうとしてふくらはぎの筋肉が強く収縮します。これが妊婦のこむら返りの原因のひとつです。 妊娠後期にかけて妊婦の体重が増えることも、ふくらはぎの痙攣をおこす原因となります。 大きな体重を受けることで、足の筋肉は血行不良の状態になるからです。 また過剰な体重の負担を受け、ふくらはぎがつねに筋肉疲労をおこしてしまうことも、足のつりの原因だと考えられます。 8.運動不足 普段運動不足の人は、急に激しい運動をするとふくらはぎがつることがよくあります。 運動習慣のない人が、足を激しく動かすとき、たくさんの汗をかいたときには注意が必要です。 運動不足の人が足をいきなり動かすと、下肢の筋肉の運動神経が過剰反応することがあります。このとき、ふくらはぎの筋肉が収縮したままになるのがこむら返りです。 また運動で汗をかくと、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が体内から急に失われます。 筋肉を動かすためには適度なミネラルが必要です。汗をかいたあとはこれらが不足することで、筋肉がつりやすくなります。 予防には食事の改善も大事! 食事内容を普段から気をつけることで、ふくらはぎのつりを予防していくことが大切です。。 筋肉の動きを正常に保つには、適度なミネラル分とビタミンB1を適度に摂取するように心掛けましょう。 ミネラルのなかでは、とくにカルシウムとマグネシウムを積極的に摂ることが大切です。 カルシウムは小魚や乳製品にたくさん含まれています。マグネシウムを補うには、納豆、豆腐、湯葉などの大豆製品のほか、乾燥わかめやひじきなどの海藻類、牡蠣やあさりといった貝類、アーモンド、マカデミアナッツ、ゴマ、かぼちゃの種などの豆種類を食べるようにしましょう。 ビタミンB1は糖質を代謝するときにも使われます。 甘いものをよく食べる人や飲酒習慣のある人がこむら返りを予防するには、ビタミンB1をより多めに補給する必要があります。 ビタミンB1をとくに豊富に含む食品として、豚肉とうなぎがあげられます。 コイやフナなどの魚介類、グリーンピースや大豆といった豆類も、このビタミンの含有量が多い食品です。 大きな病気が隠れていることも!気になるときは医療機関に相談を! ふくらはぎが頻繁につる場合は、背後に深刻な病気が隠れていることがあります。 進行した糖尿病や腎疾患、甲状腺疾患が、こむら返りの原因として考えられるからです。 ふくらはぎのつり以外に気になる症状があれば、病院へすぐに行くようにしましょう。 動脈硬化が進行したときに引き起こされるのが、閉塞性動脈硬化症、心筋梗塞、脳梗塞などの病気です。 しかし動脈硬化そのものの原因として、その人が糖尿病を患っていることが少なくありません。 慢性的なこむら返りだけでなく、のどの渇き、体重の減少、多尿などの症状のある人は、糖尿内科を受診してみるといいでしょう。 腎不全の場合も、ふくらはぎのつりが症状として見られます。機能の下がった腎臓では、ミネラルの排泄や吸収がうまくできなくなるからです。 尿量の減少、体のむくみ、食欲不振などの症状も同時にみられる場合は、循環器科を受診してみましょう。 甲状腺という組織の機能が低下したときも、ふくらはぎがつりやすくなります。 甲状腺は、ホルモン分泌を調節する組織です。ホルモン分泌量が狂うと運動神経に異常が生じるため、こむら返りをおこしやすくなります。 代表的な甲状腺の病気として、バセドウ氏病や橋本病などがあげられます。のどの下あたりを触って甲状腺に腫れを感じたら、まずは内科を受診してみるといいでしょう。 病院で異常がない場合、治療院に相談することも1つの選択肢 鍼灸や整体などの東洋医療が、こむら返りの治療に効果をあげることがあります。 こむら返りには鍼治療が効果を期待できます。ツボに刺激を与えることで足の神経の興奮を鎮め、筋肉の動きを正常に戻すことができるのです。 また整体で足をマッサージしてもらうことも、症状改善に効果があります。 ふくらはぎがつる原因のひとつは血行不良です。マッサージで筋肉をほぐして血流を増やし、筋肉の冷えを解消すれば、ふくらはぎがつりにくくなる場合もあります。 まとめ 中高年や運動不足の人、または妊婦の人などは、ふくらはぎがつることが多くなります。 ふくらはぎのつりは自分で治すことができます。痛みが出ても慌てずに対処し、症状が落ち着いてきたら足を十分に温めるようにしましょう。 予防するには、普段から足を冷やさないようにする、食事内容を見直して必要な栄養素をしっかり摂るようにするなどの工夫が効果的です。 ふくらはぎが慢性的につる場合や、ほかにも気になる症状がある場合は、すぐに病院を受診しましょう。重篤な疾患がこむら返りを引き起こすことは珍しくありません。 病院で異常が見つからなければ、鍼灸院や整体院で治療を受けてもいいでしょう。東洋医学の治療で、ふくらはぎのしつこいつりが改善することもあります。 登場人物 小宮りん モズク治療院で新人整体師として頑張ってます! 整体歴2年の23歳。 骨格模型を眺めながらコーヒーを飲むのが趣味。 206個ある骨の中でも大腿骨が特に好き。 Twitterは初めてだけど、ドンドン絡んでください! 「ヘルモア」っていうサイトでコラム書いてます。 Twitterフォローはお気軽に♪。
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